Wiseittechは10月27日、YouTube向け分析AIサービス「Tumeet」の提供を開始したと発表した。クリエイターや企業のチャンネル運営を支援するサービスとして展開し、AI・データ構築を中心とした既存事業に加えて、サブスクリプション型サービスの拡大を進める。
同社は同日開いた記者懇談会で明らかにした。Tumeetは、YouTubeのトレンドやチャンネルデータをコンテンツ企画や運営判断に生かしたいクリエイター、企業のチャンネル担当者を主な対象とする。
市場動向と自社チャンネルの実績を併せて把握できるようにし、次のコンテンツ企画や運営方針の策定に役立ててもらう狙いだ。主な機能として、YouTubeトレンド分析、カスタムダッシュボード、AI運用支援ツール「TumeetPD」、チャンネルモニタリングやレポート作成の自動化を用意した。
トレンド分析では、YouTube上のコンテンツとチャンネルデータを日次で収集・分析し、13カテゴリー別に「注目キーワードTOP100」を提供する。関連する動画やチャンネル情報も併せて確認できる。
同社は、YouTubeでは視聴履歴などユーザーの嗜好に応じて表示内容が変わるため、各ユーザーに表示される画面だけでは市場全体の流れや最新トピックをつかみにくいと説明する。Tumeetでは、キーワードごとの関心度の推移に加え、関連キーワードや関連チャンネル、関連動画を提示し、題材の選定や企画の方向性、制作の要否、公開タイミングの判断を支援する。
チャンネルを連携すると、カスタムダッシュボード上で再生回数、登録者数、視聴時間といった主要KPIを確認できる。AI機能のTumeetPDは、チャンネルデータと分析結果を基に、検索最適化を意識した動画タイトル、説明文、タグの草案や改善案を作成する。
このほか、KakaoTalkの通知を通じて、日次のチャンネル実績レポートや分野別の急上昇キーワード、動画公開初期の実績と反応の変化を提供する。毎月5日には、前月実績を診断した月次レポートを自動発行する。
Wiseittechは今後、実際の利用者や運営現場からのフィードバックを反映しながら、分析機能とAI機能を継続的に高度化していく方針だ。
キム・ダサン代表は「現場にはすでに十分なデータが蓄積されている。重要なのは、市場の流れと自社チャンネルの実績をあわせて読み解き、そこから意味を見いだして次の行動につなげることだ」と述べた。その上で「Tumeetを通じて、誰もがデータをコンテンツ企画やチャンネル運営の判断材料として活用できるようにし、データに基づくコンテンツ市場の変化を後押ししたい」と語った。