XRPでは、日足の弱気シグナルと3日足の買いシグナルが併存している。写真=Shutterstock

XRPに再び下値警戒が強まっている。日足では20日指数移動平均線(EMA)が50日EMAを下回るデッドクロスが確認され、過去と同様の値動きとなれば1ドル近辺まで下落する可能性が意識されている。一方、3日足ではTDシーケンシャルが買いサインを示しており、目先は1.25ドルを維持できるかが相場の分岐点となりそうだ。

27日(現地時間)、ブロックチェーンメディアDecryptoによると、暗号資産アナリストのチャートナードは、XRPの日足で19日に20日EMAが50日EMAを下回るデッドクロスが形成されたと指摘した。

チャートナードは、このシグナルが過去に約30%の下落につながった局面と似ているとみている。当時のXRPは5月から8月にかけて、約1.40ドルから1ドル割れの水準まで下落した。

その後は8月に1.70ドル、9月に1.60ドルまで持ち直したが、足元では再び弱含んでいるという。

現在のXRPは1.30ドル前後で推移しており、この1カ月で約15%下落した。チャートナードは、20日線と50日線のいずれも回復できていない点を懸念材料に挙げている。

これらの水準を上回れば戻り余地が広がる可能性がある一方、回復できなければ、過去と同様に1ドル、あるいはそれ以下まで下押しされる可能性があるとした。

一方、3日足では短期的な反発を示唆するシグナルも出ている。アナリストのアリ・マルティネスは、3日足チャートでTDシーケンシャルが買いサインを示したと明らかにした。

アリ・マルティネスは直近の投稿で、過去に同様のシグナルが3回出た際、XRPはそれぞれ31%、24%、18%反発したと指摘した。

同氏は今回の重要な支持線として1.25ドルを挙げ、XRPがこの水準を維持できれば、1.40ドル方向への回復を試す可能性があるとみている。

一方で、1.25ドルを下回れば、0.98ドルまで下落する可能性があると警告した。

変動要因としては、大口保有者の売りも意識されている。アリ・マルティネスは、いわゆるクジラによる利益確定売りが続けば、下落リスクが一段と高まると述べた。

実際、XRPは8月に0.98ドルまで下落した後、数日で70%急騰したことがある。ただ、その反発も長続きはしなかった。

市場では、週末に一度試された1.25ドルのサポートラインを維持できるかに注目が集まっている。XRPは同水準を試した後も、明確な戻り基調を示せていない。

このため短期的には、デッドクロスが示す追加下落懸念と、3日足の買いサインに基づく反発期待が、1.25ドルを軸にせめぎ合う展開が続きそうだ。

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