暗号資産取引所Bithumbで、社内モバイルグループウェアが不正アクセスを受け、個人情報が漏えいした可能性があることが分かった。現時点では従業員関連の情報が中心とみられるが、同社は会員情報への影響も含め、被害範囲の特定を進めている。
暗号資産業界とBithumb関係者によると、同社は27日、社内モバイルグループウェアで権限のない外部者による異常なアクセスを確認し、個人情報の漏えい事案を把握した。同システムは、従業員が携帯電話を通じて社内業務に関する機能を利用するためのモバイルグループウェアだという。
不正アクセスは27日に発生したとみられる。Bithumbは事案を把握した同日、韓国インターネット振興院(KISA)や個人情報保護委員会などの関係機関に届け出た。
これまでに確認された漏えい情報は、社内の従業員情報が中心だ。ただ、Bithumbは会員情報への影響の有無についても、引き続き内部調査を進めている。
漏えいした人数や対象となった情報項目など、具体的な被害規模はまだ明らかになっていない。同社は追加調査の結果がまとまり次第、関連内容を公表する方針だ。
従業員に対しては、すでに事案発生を通知した。会員情報の漏えいが確認された場合は、顧客への通知など追加の対応を取る可能性がある。
攻撃主体や侵入経路についても調査が続いている。Bithumbは、外部者がどのような手法でモバイルグループウェアにアクセスしたのかを分析しており、関係当局も事実関係を確認する見通しだ。
Bithumb関係者は「現時点では社内従業員の情報が中心と把握しているが、会員情報が含まれた可能性も視野に入れ、正確な内容を分析している」とし、「漏えい規模や攻撃手法についても継続して確認している」と述べた。