MOU締結式で記念撮影する、LG Uplusのチョン・スクギョンAIDC事業担当(左)とEcolab Koreaのリュ・ヤングォン代表取締役(写真=LG Uplus)

LG Uplusは10月28日、Ecolab KoreaとAIデータセンターの冷却システム運用最適化に向けた業務協約(MOU)を締結したと発表した。AIデータセンター向け液体冷却の安定運用を共同で検証し、冷却流体の品質管理体制や運用標準の確立につなげる。

MOUは10月27日、ソウル・龍山のLG Uplus社屋で締結した。

AIサービスの拡大に伴い、高性能GPUサーバーの導入が進み、データセンターの発熱量も増加している。こうした中、従来の空冷方式より効率の高い液体冷却技術への関心が高まっている。一方で、冷却流体の品質低下や設備管理の不備は、冷却性能の低下や機器障害の要因になり得る。

両社は今後、AIサーバーラックと冷却水分配装置をつなぎ、冷却流体を循環させる「TCSループ(Technology Cooling System Loop)」の安定運用に向けた技術検証を進める。LG Uplusは、次世代GPU基盤のAIインフラ検証に向け、平村第2センターに構築中の大規模な液体冷却実証環境を提供する。Ecolab Koreaは、デジタル水質管理モニタリングシステムを活用し、冷却流体の品質管理体制の整備を担う。

また両社は、冷却流体の状態や主要冷却設備から得られるデータを共同で分析し、最適な運用基準を検証する計画だ。高集積・高発熱のAIサーバーに対応した冷却の安定性向上に加え、設備異常の兆候を早期に把握できる管理体制の構築も目指す。今後は、AIを活用した液体冷却設備の予兆保全体制の確立に向けても協力を広げる方針だ。

LG UplusのAIDC事業担当、チョン・スクギョン常務は「今回の協力を通じて、液体冷却の運用標準と品質管理体制を確立し、安定した信頼性の高いAIデータセンター運用環境を顧客に提供したい」とコメントした。

Ecolab Koreaのリュ・ヤングォン代表は「AIデータセンターを安定運用するには、冷却設備だけでなく、冷却流体の体系的な管理も欠かせない」とした上で、「LG Uplusとともに、液体冷却の運用信頼性向上と運用標準の確立に貢献していく」と述べた。

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