写真=JB Financial Group

地方に基盤を置く金融持株3社の2026年3Q累計純利益は、JB金融のみが増益を確保し、3社合計では前年同期を下回った。BNK金融とiM金融の減益が響き、合算の純利益は1兆6343億ウォンと前年同期比8.2%減となった。

3社の3Q累計の支配株主持分純利益は、前年同期の1兆7804億ウォンから1461億ウォン減少した。会社別ではBNK金融が6223億ウォンで最も多く、JB金融が5957億ウォン、iM金融が4163億ウォンだった。前年同期比ではJB金融のみ2.9%増となり、BNK金融は19.2%減、iM金融は3.6%減だった。

7~9月期の純利益は、BNK金融が2105億ウォン、JB金融が2100億ウォン、iM金融が1207億ウォン。BNK金融とJB金融の差は5億ウォンにとどまった。前四半期比ではBNK金融が5.0%増えた一方、JB金融は4.4%減、iM金融は14.5%減となった。

◆JBは過去最高、BNKとiMは減益

最も堅調だったのはJB金融だ。3Q累計純利益は5957億ウォンと前年同期比2.9%増え、累計ベースで過去最高を更新した。3Q純利益も2100億ウォンで同0.8%増となり、3Qとして過去最高を記録した。

利息収益の増加に加え、貸倒関連費用の減少が利益を押し上げた。3Q累計の利息収益は1兆6544億ウォンで前年同期比9.5%増。非利息収益は1479億ウォンで27.6%減少したものの、引当金繰入額は3390億ウォンと3.8%減り、増益に寄与した。

販売管理費は6455億ウォンで8.0%増加した。経費率(CIR)は35.8%と前年同期比1.0ポイント上昇したが、30%台を維持した。

JB金融は、リスク調整後収益性(RoRWA)を重視した融資ポートフォリオ運営を続けている。3Q累計のウォン建て貸出金成長率は10.0%だった一方、リスク加重資産(RWA)の成長率は5.1%に抑えた。

一方、BNK金融は前年の一時利益の反動減に加え、銀行部門の収益悪化が響いた。前年にはBNK江南コアオフィス売却に伴う一時利益1009億ウォンが反映されており、今期は非利息収益の減少も重荷となった。

BNK金融の銀行部門の累計純利益は5573億ウォンで、前年同期比16.9%減。Busan Bankは3218億ウォンで23.5%減、Kynong Bankは2355億ウォンで5.6%減だった。

これに対し、非銀行子会社は比較的堅調だった。非銀行部門の純利益は2137億ウォンで28.7%増加。BNK Capitalは1175億ウォンで7.1%増、BNK Investment & Securitiesは501億ウォンで71.0%増、BNK Asset Managementは299億ウォンで84.6%増となった。ただ、銀行部門の減益と前年の一時利益の反動により、グループ全体では減益となった。

iM金融も利息収益は増えたが、費用負担の拡大で累計純利益は減少した。

iM金融のグループ融資資産は前年末比7.6%増え、これに伴って累計利息収益も前年同期比5.6%増加した。一方、一時的な人件費の計上や教育税率の変更に伴う販売管理費の増加が利益の重荷となった。

主力子会社のiM Bankの累計純利益は3615億ウォンで、前年同期比1.4%減。企業向け融資が前年末比10.8%増え、利息収益は拡大したが、販売管理費の増加や非利息収益の減少が響いた。

非銀行子会社では、iM Capitalの累計純利益が565億ウォンで20.0%増加した。iM Securitiesも単体ベースの純利益が722億ウォンで10.4%増えた。

◆収益性はJBが首位、健全性はiMが改善

3社の差は、収益性と資産健全性の指標にも表れた。

3Q累計の自己資本利益率(ROE)はJB金融が13.3%で3社中トップ。iM金融は8.82%、BNK金融は7.63%だった。

総資産利益率(ROA)もJB金融が1.08%で最も高く、iM金融は0.53%、BNK金融は0.52%だった。純利益の規模ではBNK金融が上回るものの、資本・資産に対する収益性ではJB金融に軍配が上がった。

一方、資産健全性では異なる傾向がみられた。JB金融の3Qの不良債権比率は1.57%で、前四半期比0.14ポイント上昇。延滞率も1.76%と0.12ポイント上昇し、いずれも3社で最も高い水準となった。

BNK金融の不良債権比率は1.45%で前四半期比0.01ポイント改善したが、延滞率は1.40%と0.06ポイント上昇した。

これに対し、iM金融は不良債権比率が1.18%と前四半期比0.23ポイント低下し、延滞率も1.22%で0.16ポイント低下した。貸倒費用率も0.48%となり、健全性改善の流れを維持した。

資本適正性を示す普通株式等Tier1比率(CET1)は、JB金融とiM金融がともに12.39%、BNK金融が12.18%だった。前四半期比ではJB金融が0.14ポイント低下した一方、iM金融は0.12ポイント、BNK金融は0.04ポイントそれぞれ上昇した。

株主還元も継続する。BNK金融は1株当たり150ウォンの四半期現金配当と、下期に600億ウォン規模の自社株買いを決議した。JB金融は1株当たり317ウォンの四半期現金配当を決定。iM金融は7月に公表した300億ウォン規模の自社株買いを完了し、11月中に消却する予定だ。

今回の3Q決算では、利益の増減だけでなく資産健全性にも差が出た。各金融持株の収益性重視と健全性管理のバランスの違いが、業績指標に表れた格好だ。

JB金融はカンファレンスコールで、収益性の高い融資資産の比率を引き上げる過程で、健全性指標が上昇する可能性があると説明した。

同社は、純金利マージン(NIM)が相対的に高い一方、延滞率や不良債権比率がやや高くなりやすい分野として、外国人向け融資市場や自動車担保融資、キャピタルの中古乗用車関連資産などの比率を高めているとした。その結果、延滞率の高いポートフォリオの構成比上昇に伴い、来年は不良債権比率がやや上昇する可能性があるとの見方を示した。

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