XRPは短期的に1ドル近辺まで下押しする可能性がある。アナリストの360Traderは、1.248ドルを明確に割り込んだ場合、次の下値目標は1ドルになるとの見方を示しており、この水準を押し目買いの候補として注視している。
Decryptによると、360Traderは26日(現地時間)に、XRPが現在のレンジ下限に位置する流動性ゾーンに向けて下落する可能性があると指摘した。焦点となるのは1.248ドルの維持で、この水準を下回れば下値余地が広がるとみている。
同氏はX(旧Twitter)への最近の投稿で、「1ドル近辺は買いの機会とみている」「1ドル近くで会おう。その時に大きく買う」との考えを示した。
同氏が示した日足チャートでは、1.00〜1.25ドルに大きなフェアバリューギャップ(FVG)が確認できる。このゾーンは、XRPの弱含みが続いた場合に価格が向かいやすい領域として意識されている。
360Traderはこれに先立ち、XRPが50日移動平均線を下回った後、1.28ドル近辺を重要な節目と位置付けていた。この時点でも、足元の価格を下回る位置に流動性ゾーンがあるとして、追加下落の可能性を警戒していた。
一方、上値側では1.40〜1.48ドルにも別のFVGがあるという。短期的なテクニカルの改善には、まずこのゾーンを回復する必要があるとの見立てだ。加えて、出来高分布上は1.35〜1.55ドルに厚い抵抗帯が形成されており、反発してもこのレンジを上抜けない限り、売り圧力は残りやすいとしている。
市場では、次の大きな上昇局面に入る前に、なお一段の調整が入る可能性があるとの見方も出ている。Black Swan Capitalistの共同創業者バンデル・アルジャラは、長期的にはグローバル流動性の拡大がリスク資産需要を押し上げ、XRPの価値をさらに押し上げる可能性があるとみる一方、次の本格上昇の前に下落局面を挟む可能性があると述べた。
アルジャラは週足ベースで、XRPが50週指数移動平均線の1.56ドルと200週指数移動平均線の1.37ドルを下回って推移している点に言及した。こうした値動きは、なお下落リスクを示唆するとの認識を示している。
さらに、グローバル債務サイクルの次の局面で流動性が大きく拡大すれば、暗号資産市場の上昇相場を支える可能性があるとの見通しも示した。
過去の値動きについては、XRPが2017〜2018年の上昇前に長期のボックス圏を形成していたと指摘。長い横ばい推移が、その後の大幅上昇に先行するケースがあると主張した。
もっとも、短期的には新たな上昇トレンドが確認された段階にはない。XRPは依然として調整局面にあり、1.248ドルを維持できるかどうか、さらに1.35〜1.55ドルの抵抗帯を回復できるかが、次の方向性を左右しそうだ。