XRPが1.26ドル近辺の主要支持線まで下落し、相場の下振れリスクが意識されている。大口ウォレット数は減少する一方、取引所残高は増加しており、市場では1.26ドルを割り込んだ場合の次の下値メドとして1.11ドルや0.98ドルに注目が集まっている。
26日(現地時間)、ブロックチェーンメディア「The Crypto Basic」によると、足元のXRP相場では大口保有動向と取引所への資金流入が重しとなっている。
オンチェーン分析企業Santimentのデータでは、1000万~1億XRPを保有するウォレット数は、ここ数週間で351から339に減少した。ただ、この減少をそのまま大口投資家の売却と断定するのは難しい。保有量が1000万XRP未満に減ったケースや、1億XRPを超えて集計レンジを外れたケースのほか、複数アドレスへの分散や別ウォレットへの移動も考えられるためだ。
一方、取引所が保有するXRPは、約110億300万XRPから110億5000万XRPへ増加した。純増分は約4700万XRPで、足元の価格ベースでは約6000万ドル(約90億円)に相当する。
取引所残高は増減を繰り返しながらも、足元では直近レンジの上限圏で推移している。一般に、取引所残高の増加は売却可能な供給の拡大を示し、売り圧力として受け止められやすい。
相場の焦点は、1.26ドルの支持線を維持できるかどうかだ。ここを明確に割り込めば、まず1.11ドルが次の下値メドとして意識される。その後も軟調地合いが続けば、0.98ドルまで下落する可能性があるという。1.26ドルから0.98ドルまでの下落率は約22.2%で、1.28ドルを基準にすると約23.4%となる。
もっとも、1.26ドルを維持できれば、下落シナリオが直ちに強まるわけではない。0.98ドルはあくまで支持線割れを前提としたテクニカル上の想定であり、大口ウォレット数の減少だけで到達を見込む水準ではないとみられている。
上値の抵抗線としては、1.34ドル、1.43ドル、1.52ドル、1.62ドルが挙げられる。短期的には、大口ウォレット数と取引所残高の変化が続くかどうかに加え、1.26ドルの支持線を維持できるかが今後の方向性を左右する重要なポイントとなりそうだ。