AppleはiPhone向けOS「iOS 27.2」の配信を開始した。iPhone Duoでは新たにApple Pencil(USB-C)に対応したほか、ビデオ通話時に顔を照らす「エッジライト」機能を追加した。併せて旧バージョン利用者向けに「iOS 26.7.2」も提供している。
米ITメディアの9to5Macによると、Appleは現地時間26日にiOS 27.2とiOS 26.7.2を公開した。iOS 27.2には、メッセージやApple TV、Podcast関連の機能変更に加え、Apple Musicのデザイン刷新などが含まれる。一方、iOS 26.7.2は新機能を追加せず、セキュリティ更新に絞った内容となっている。
iPhone Duo向けでは、2つの新機能が加わった。1つはApple Pencil(USB-C)への対応で、外側と内側の両ディスプレイで筆記や注釈、簡単なスケッチが行える。PDFや画像への書き込みにも対応する。利用できるのはApple Pencil(USB-C)のみだ。
もう1つは、ビデオ通話時の照明機能「エッジライト」だ。画面の縁を発光させて顔を照らす仕組みで、暗い場所でも追加の照明なしで表情を明るく見せられるとしている。FaceTimeに加え、Zoomなど他社のビデオ通話アプリでも利用できる。
iPhone Duoの折りたたみ構造との相性の良さも特徴だ。端末をノートPCのように立てた状態で、手に持たずに通話する場面でもエッジライトを使いやすい。AppleはこれまでmacOSで提供してきた機能をiOSへ広げ、まずiPhone Duoに適用した。
Apple Pencilへの対応により、iPhone Duoはコンテンツ視聴中心の端末から、手書きメモや文書確認、画像編集にも使える端末へと活用の幅を広げることになる。今回の更新では、業務利用と日常利用の両面で使い勝手を高めた格好だ。
一方、iOS 26を継続利用するユーザーには、iOS 26.7.2を別途提供する。Appleはこのバージョンに新機能は含まれないとしたうえで、最新のセキュリティ更新を適用するよう促している。ただ、配信時点では修正対象となった脆弱性の詳細は明らかにしていない。
今回の同時配信は、最新OSに新機能を集約しつつ、旧バージョンには保守対応を続けるAppleの姿勢を改めて示したものといえる。iPhone Duoの利用者はiOS 27.2で筆記機能とビデオ通話機能を強化でき、iOS 26の利用者は現行環境を維持したままセキュリティ更新を適用できる。