XRPは軟調な値動きが続いている。取引所からは過去12時間で約82万ドル(約1億2300万円)の純流出が確認され、市場では大口投資家の動向にも関心が集まっている。
26日、ブロックチェーンメディアのU.Todayによると、CoinGlass集計ベースの過去12時間のXRP現物フローは、流入が5385万ドル、流出が5467万ドルだった。
一般に、取引所からの純流出は、投資家が売却よりも保有を選んだ可能性を示すシグナルと受け止められる。足元の価格帯を買い場とみて大口投資家が買い集めているとの見方もあるが、純流出だけで大口保有者の買い増しを断定することはできない。
XRPは同日、1.29ドルまで下落した。21日に1.39ドルの高値を付けた後、24日には1.253ドルまで下げ、その後は持ち直したものの、方向感に乏しい値動きが続いている。
テクニカル面では、1.40ドルが上値の抵抗として意識される。日足チャートの50日移動平均線と重なる水準で、10月8日以降の上値を抑えてきた。安定的に上抜ければ、1.50ドル回復を試すとの見方も出ている。
一方、下値では1.25ドル近辺の維持が重要になる。売り圧力でこの水準を割り込む場面もあったが買いが入り、XRPは200日移動平均線が位置する1.278ドルを回復した。足元では50日線と200日線の間で推移しており、1.278ドルが目先の支持線として意識されている。
今週開催されるRippleのイベント「Swell」も注目材料だ。RippleはこれまでSwellで主要製品や提携を発表してきた。今年は、XRPLの開発者・機関・投資家向けイベント「Apex」と、大学ブロックチェーン研究イニシアティブの学術イベント「UBRI Connect」を初めて同時開催する。
目先の焦点は、取引所からの純流出が続くかどうかに加え、1.25〜1.278ドルの支持帯を維持できるか、さらに1.40ドルの抵抗線を上抜けられるかにある。
足元のXRPは、価格の上下だけでなく、取引所内外の資金移動とSwellの日程という複数の材料に左右される展開となっている。支持帯と抵抗線の間で推移するなか、市場はRipple関連の発表内容にも神経をとがらせている。