LG Energy Solutionは10月27日、イスラエルの再生可能エネルギー企業Energixと、欧州・北米の蓄電システム(ESS)事業で戦略的業務提携(MOU)を結んだと発表した。24カ月で計2GWhの供給を目指し、将来的には最大4.5GWhへの拡大も検討する。
MOUの締結式は、ソウル・汝矣島のパークワン本社で開かれた。両社はまず、欧州で約1.5GWh、北米で約0.5GWhの供給を進める。今後は欧州・北米の現地法人を通じ、供給規模の拡大も視野に入れる。
協業の第1弾は、Energixがリトアニアで進めるヨナバ(Jonava)プロジェクトとなる。これは約320MWh規模のESSを導入する複合再生可能エネルギー事業で、現在開発を進めており、2027年の商業運転開始を目標としている。
両社は2024年にも、Energixのポーランド・ノベ・チャルノボESSプロジェクトで製品供給を通じて協力している。
Energixはイスラエルに本社を置く独立系発電事業者(IPP)で、欧州、北米、イスラエルで太陽光、風力、ESS事業の開発から運営までを手掛ける。8GW超のグローバルポートフォリオ構築を目指している。
LG Energy Solutionは北米で、人工知能(AI)データセンター向け、電力網向け、再生可能エネルギー連系向けを中心にESS事業を展開している。今回の提携を通じて欧州にも事業領域を広げ、グローバルESS事業基盤の強化を図る方針だ。
LG Energy Solutionのカン・チャンボムESS電池事業部長(専務)は、「Energixとの協力は、欧州と北米におけるESS事業機会の拡大と、グローバル顧客基盤の強化につながる」とコメントした。そのうえで、「差別化技術と現地生産能力を基盤に、グローバルESS事業の成長を加速していく」と述べた。