Cardano(ADA) 写真=Shutterstock

Cardano(ADA)にテクニカル面で複数の弱気シグナルが出ており、0.12ドル台まで下落する可能性が意識されている。暗号資産トレーダーのCrypto Tyceは、売り優勢の地合いが続いているとして、次の下値メドを0.1204ドルに設定した。

ブロックチェーンメディアのDecryptが10月26日(現地時間)に報じた。

ADAは今月初めに0.28ドルまで上昇し、反発期待を高めたが、その後は高値から25.7%下落した。Crypto Tyceが分析を示した時点では0.2080ドルで推移し、200日指数移動平均(EMA)の0.2385ドルを下回っていた。

Crypto Tyceがまず挙げたのは、ワイコフ分散パターンのC段階に入る可能性だ。この局面について、大口の市場参加者が保有分を手放す動きと解釈できるとした。ただ、チャートパターンだけで大口投資家の売りを断定できるわけではないとも付け加えた。

2つ目の弱材料は、200日EMAを下回っている点だ。200日EMAは長期トレンドを測る代表的な指標で、この水準を下回る状態が続く限り、相場全体のモメンタムは弱いとみられる。反発を確認するには、まず同水準を回復する必要があるという見立てだ。

3つ目は、日足で高値と安値の切り下がりが続いていることだ。ADAは0.28ドル近辺の直近高値を回復できないまま、より低い安値を形成している。Crypto Tyceは、足元の値動きで売り手が主導権を握っていることを示しているとみている。

4つ目は出来高の偏りだ。直近20日間では、下落日の出来高が上昇日の2.2倍に達したという。上昇局面より下落局面で市場参加が強いことを意味しており、この傾向が続けば弱気シナリオをさらに裏付ける可能性がある。

一方で、弱気見通しを打ち消し得る材料にも触れた。ADAはこれまで4回接触している上昇トレンド線を試しており、買い方がこのラインを維持できれば、支持線として機能し、現在の下落基調に歯止めがかかる可能性があるとした。

ただし、ADAが0.2452ドルを回復できない限り、全体の弱気見通しは変わらないという。この水準を奪回できないまま売り圧力が続けば、追加下落の可能性は高まる。0.1204ドルは、0.2080ドルから約42.1%安い水準に当たる。

この価格帯は、ADAが2020年11月に取引されていた水準と重なる。今年の大幅な調整局面でも、ADAは6月に0.1384ドルまで下落した後に反発しており、0.1204ドルまで下げれば従来の安値を下回る展開となる。

市場では別の弱気シナリオも出ている。アナリストのケビン・マーサーは、ジグザグの価格パターンを根拠に、ADAはいったん0.15ドルまで下落した後、0.27ドルへ反発する可能性があると分析した。ステークプール運営者のスセビも、今週の調整後に持ち直す可能性に言及している。

もっとも、短期的な方向感はなお定まっていない。上昇トレンド線を維持できるかどうかで反発余地が左右されるためだ。市場の焦点は、ADAがこのトレンド線を守れるか、さらに0.2452ドルと200日EMAを回復できるかに集まっている。

キーワード

#Cardano #ADA #暗号資産 #テクニカル分析 #200日EMA #ワイコフ分散 #出来高
Copyright © DigitalToday. All rights reserved. Unauthorized reproduction and redistribution are prohibited.