Toss Bankと光州銀行は、中小企業向けの「企業共同融資商品」の開発・運営で提携した。両行は個人向け共同融資に続き、企業融資分野でも協業を拡大する。非対面で手続きを簡素化し、中小企業の資金調達の利便性向上につなげる考えだ。
Toss Bankは27日、光州銀行と「企業共同融資商品」の開発・運営に関する業務協約(MOU)を26日にソウル・汝矣島のJB金融持株ビルで締結したと発表した。
今回の提携は、7日に金融委員会から革新金融サービスの指定を受けた企業共同融資の提供開始に向けた取り組みの一環だ。
企業共同融資では、中小企業がToss Bankのプラットフォームを通じて融資を申し込むと、両行がそれぞれ審査を実施し、融資限度額と金利を決める。その後、事前に合意した比率に応じて、両行が資金を共同で供給する。
両行は、これまで店舗来店や対面相談が中心だった企業融資の手続きを、Toss Bankのプラットフォーム上で簡素化する方針だ。融資審査に必要な書類提出の手間も減らし、中小企業の利用しやすさを高めるとしている。
このため、Toss Bankの非対面プラットフォームとデータに基づく審査能力、光州銀行の企業融資審査のノウハウを組み合わせる。資金を共同で供給することで、中小企業の銀行圏での資金調達機会を広げる狙いがある。
協約に基づき、両行は商品開発、提供開始、運営管理に加え、金融消費者保護、対内外の広報・コミュニケーション、人材交流など幅広い分野で協力する。
イ・ウンミToss Bank代表は「初の共同融資商品『ともに融資』で確認した両行の協業成果を、企業金融の領域にも広げられる点に意義がある」としたうえで、「非対面の企業融資へのアクセスを高め、中小企業の成長を支える共生モデルを構築したい」と述べた。
チョン・イルソン光州銀行頭取は「今後もToss Bankとの協力を基盤に差別化した金融サービスを開発し、地域経済の活性化と包摂金融の実践に取り組む」とコメントした。