Cafe24は10月27日、データ分析サービス「Cafe24 Analytics」に、AIを活用したレポート機能「AIレポート」を追加したと発表した。自社ECに蓄積されたデータを横断的に分析し、主要な成果の変化、課題、改善の方向性、期待効果までを1つのレポートにまとめる。運営担当者が複数の指標を個別に比較・分析する負担を減らす狙いがある。
AIレポートは、用途に応じて「期間レポート」と「カスタムレポート」の2種類から選択できる。期間レポートは日次、週次、月次の単位で、ショップの成果や変化を総合的に分析する。カスタムレポートでは、特定商品の販売推移や広告チャネル別の成果など、確認したい内容を対話型インターフェースに自然言語で入力すると、関連データを抽出して分析し、レポートとして提示する。
分析の切り口は、「総合」「マーケター」「データアナリスト」「商品企画」「経営者」の5つを用意した。同じデータでも、選択した視点に応じた形で内容を確認できる。
詳細分析の対象は、「売上推移・時間帯」「広告・流入チャネル」「UTM広告」「商品・カテゴリ」「購入ファネル」「カート離脱」「新規・再購入」「検索・流入経路」の8領域。カスタムレポートでは、このうち入力内容に関連する領域のみを抽出して分析する。
レポートは、成果サマリーと主要インサイトで構成される。成果サマリーでは、総売上、購入転換率、客単価など8つの主要指標を、比較対象期間との増減とあわせて表示する。インサイトには、根拠となる数値に加え、改善策と期待効果を提示する。分析結果はチャートと表で可視化する。
改善が必要な項目については、関連するショップ管理画面の設定ページに直接遷移でき、提案された対応をそのまま実行できる。
同社は今年初め、自然言語ベースの「AIアシスタント」を公開している。必要なデータを直接探す機能に加え、成果を総合的に分析して活用する領域まで支援範囲を広げたとしている。今後も関連機能を継続的に高度化する方針だ。
イ・ジェソク社長は、「データをどれだけ理解し、活用できるかが、オンライン事業の競争力を左右する重要な要素になっている」とコメント。「AI技術を活用し、自社ECに蓄積されたデータが新たな成長機会や事業戦略につながるよう、データ活用環境を継続的に高度化していく」と述べた。