写真=OpenAI

OpenAIは「GPT-6.1 Terra」を発表し、ChatGPT Work、Codex、開発者向けAPIで提供を開始した。標準API価格は従来の半額に引き下げる。事実関係の誤りを減らしたほか、コーディング性能や処理速度も改善したとしている。

米ブロックチェーンメディアのDecryptが26日(現地時間)に報じたところによると、GPT-6.1 Terraは、画面の内容を読み取り、アプリを操作し、回答の下書きを作成するなど、日常業務向けのモデルだという。

ChatGPT WorkとCodexでは、Plus、Pro、Enterprise、Eduのユーザー向けに提供する。開発者はAPI経由で利用できる。一方、無料ユーザーには下位モデルの「GPT-5.6 Luna」を提供する。OpenAIはあわせて、開発者向けの標準API価格を半額に引き下げたと発表した。

性能面では、正確性と処理速度の改善を前面に出す。OpenAIが誤答を誘いやすいプロンプトで実施した社内評価では、推論設定を低くした場合の事実誤認率は、従来モデル「GPT-5.6 Terra」の53.6%から16.7%に低下した。

推論設定を最大にした場合は4.3%で、従来モデルを18ポイント下回った。

コーディング支援性能も向上した。コマンドライン環境での作業能力を測る「Terminal-Bench 4.0」では、GPT-6.1 Terraのタスク完了率は、最大推論設定で50.3%となり、従来モデルの21.5%を大きく上回った。

処理速度についても、GPT-6 AstraとGPT-6.1 Solに比べて平均3倍以上速いとしている。ただし、これらはOpenAIによる自社評価であり、同社は詳細な調査や複雑なコーディングにはGPT-6.1 SolまたはGPT-6 Astraを推奨している。

OpenAIは6月、GPT-5.6製品群の一部としてTerraを限定公開し、7月には価格競争力を前面に正式投入した。9月にはAnthropicが「Claude Opus 5.5」を投入した直後にGPT-6 SolとLunaを発表したが、新たなTerraモデルは公表していなかった。

今回のGPT-6.1 Terraは、値下げと性能改善を同時に打ち出した点が特徴だ。OpenAIは、日常業務やコンピューター操作を伴うタスクにおけるTerraの位置付けを明確にしつつ、SolとAstraとの役割分担も維持した形だ。

OpenAIは、「GPT-6.1 Terraはモデルファミリー全体でコストと性能の最前線を押し広げるものだ。GPT-5.6 Terraから大きく進化し、標準API価格は50%低い。ChatGPT WorkとCodexでは、GPT-5.6 Terraより利用枠を拡大し、GPT-6.1 SolやGPT-6 Astraに比べても有利な条件で提供する。詳細な調査や複雑なコーディングにはGPT-6.1 SolまたはGPT-6 Astraを選んでほしい」とコメントしている。

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