Apple初の折りたたみスマートフォン「iPhone Duo」に最も近いAndroid端末として、Samsung Electronicsの「Galaxy Z Fold 8」が有力視されている。米ITメディアのEngadgetが10月25日(現地時間)に報じた。画面サイズやカメラ構成、ストレージ容量などの主要スペックが近く、米国で購入できる対抗機の中では最も近い存在だという。
Engadgetは、iPhone Duoの競合機としてGalaxy Z Fold 8のほか、Googleの「Pixel 11 Pro Fold」、Motorolaの「Razer Fold」も挙げた。いずれもブック型の折りたたみモデルで、大画面を生かしたマルチタスクや動画視聴に対応する。
画面サイズでは、Galaxy Z Fold 8がiPhone Duoに最も近い。iPhone Duoは外側5.4インチ、内側7.6インチのディスプレイを備えるのに対し、Galaxy Z Fold 8は外側5.5インチ、内側7.6インチとほぼ同等の構成となっている。
一方、Pixel 11 Pro Foldは外側6.5インチ・内側8インチ、Razer Foldは外側6.6インチ・内側約8.1インチで、いずれもiPhone Duoより大きめの設計だ。
重量では、iPhone Duoは9オンス(約255グラム)と4機種の中で最も重い。Galaxy Z Fold 8は7.09オンス(約201グラム)、Pixel 11 Pro Foldは8.4オンス(約238グラム)、Razer Foldは8.6オンス(約244グラム)で、携帯性ではGalaxy Z Fold 8が優位とみられる。
カメラ構成にも違いがある。iPhone Duoは背面に4800万画素カメラを2基、前面に1200万画素のCenter Stageカメラを搭載する。Galaxy Z Fold 8は背面に5000万画素カメラを2基備える。
Pixel 11 Pro Foldは4800万画素のメインカメラに1080万画素の望遠カメラを組み合わせた。Razer Foldはメイン、超広角、望遠の3カメラをすべて5000万画素でそろえ、カバー側には2000万画素のセルフィーカメラを採用している。
耐久性では、Google製モデルが優位とされる。Pixel 11 Pro FoldはIP68等級の防水・防じんに対応しており、比較対象の中では耐久性能が際立つ。iPhone DuoもIP68等級だが、Galaxy Z Fold 8とRazer FoldはIP48またはIP49相当のいずれかとされた。
バッテリー容量ではMotorolaが強みを持つ。Razer Foldは6000mAhを搭載。Galaxy Z Fold 8は4800mAh、Pixel 11 Pro Foldは4806mAhだった。AppleはiPhone Duoのバッテリー容量を公表していないが、最大24時間の駆動時間を示している。
価格は4機種とも近い水準だ。iPhone Duoは256GBモデルが1999.99ドル(約30万円)から。Galaxy Z Fold 8とPixel 11 Pro Foldは256GBモデルが1899.99ドル(約28万5000円)からで、Razer Foldも512GBモデルが1899.99ドル(約28万5000円)からとなっている。
ストレージ容量では、Samsung ElectronicsとGoogleが1TBモデルを用意する一方、iPhone Duoのような2TB構成には対応していない。
総合的にみると、Galaxy Z Fold 8は内側ディスプレイのサイズ、外側ディスプレイ、カメラ構成の面で、iPhone Duoに最も近い代替機と位置付けられる。Googleは防水・防じん性能、Motorolaはバッテリー容量とカメラ画素数で差別化を図っている。
なお、XiaomiもiPhone Duoの発表数日前に「18 Fold」を披露した。内側7.68インチ、外側5.38インチの画面を採用し、サイズ面ではiPhone Duoに近い。ただ、米国市場では発売されないため、今回の比較対象からは外れた。