Cardano(ADA)に、年内に4ドルまで上昇するとの強気予想が浮上した。もっとも、足元の価格水準との差は大きく、市場では実現性を巡って見方が分かれている。
ブロックチェーン関連メディア「The Crypto Basic」が24日(現地時間)に報じたところによると、市場アナリストのCrypto Captainは、直近の調整局面を経ても、ADAが2026年末にかけて放物線を描くような上昇局面に入る可能性があるとの見方を示した。
同氏は週足チャートをもとに、2023年以降の値動きと2027年までを視野に入れた長期回復シナリオを提示。過去の値動きを結ぶ上昇トレンドラインを踏まえ、ADAが過去最高値(ATH)の3.10ドルを上抜け、4ドルに達する余地があるとした。
一方で、市場では年末まで残り約2カ月という時間軸を踏まえ、短期間でトレンド転換が可能かを疑問視する声もある。ADAは先週、心理的な節目とされる0.21ドルを一時割り込んだ後に持ち直したものの、記事執筆時点では24時間前比2.47%安の0.2107ドルで推移した。
この水準から4ドルに到達するには、1799%の上昇が必要となる。
4ドルは従来の最高値である約3.10ドルを上回る水準だ。現在の流通量を前提にすると、時価総額は1472億2000万ドルに達する計算となる。
これに対し、他の予測はより慎重だ。オンチェーン予測プラットフォームのChangellyは、2026年12月のADA価格を0.20~0.24ドルのレンジで見込む。上限の0.24ドルでも、現状からの上昇率は約13.9%にとどまる。
Telegaonも、年末時点の上限目標を1.43ドルとしている。この場合でも、現在価格からは約579%の上昇が必要になる。
予測値に大きな開きがある背景には、足元の値動きの弱さがある。ADAは2025年1月に1ドルを上回って以降、長期の下落基調が続いてきた。Crypto Captainは、こうした局面でも長期回復パターンは崩れていないとみている。
その一方で、他の予測プラットフォームは、年末までの値動きを限定的な戻り、あるいは緩やかな回復にとどまるとみている。
Crypto Captainのシナリオは、Cardanoが過去最高値を更新する急激なトレンド転換を前提とする。年末までの時間が限られるなか、ADAが実際にどの程度のペースで持ち直すかによって、各予測の乖離はさらに意識されそうだ。
今回の予想は、Cardanoを巡る期待と現実のギャップを改めて浮き彫りにした。4ドル予想は最も強気なシナリオに位置付けられる一方、慎重な見方では現行水準近辺、または1ドル台前半が想定されている。
年末に向けてADAの動向を見極める上では、目標価格だけでなく、現在の価格水準や必要な上昇率、時価総額の変化もあわせて確認する必要がある。