XRPはエコシステム拡大を巡る好材料が伝わるなかでも、約10週間にわたって1.25~1.60ドルのレンジ相場から抜け出せずにいる。市場では短期的なニュースフローよりも、足元ではチャート構造が値動きを左右しているとの見方が強い。焦点は、1.50~1.60ドルの上値抵抗を突破できるか、それとも1.25~1.30ドルの支持帯を割り込むかに移っている。
ブロックチェーンメディア「The Crypto Basic」が23日(現地時間)に報じた内容によると、分析者のチャートナード氏はX(旧Twitter)への投稿で、XRPは1.50~1.60ドルの抵抗帯と1.25~1.30ドルの支持帯の間で推移していると指摘。上値の重さは材料不足ではなく、テクニカル要因によるものだと分析した。
同氏によると、XRPはここ約2カ月、週足の20週・50週指数移動平均線(EMA)に挟まれる形で平行チャネル内を推移している。8月に70%急騰した後の値幅収縮局面にあるとみている。
実際、直近のXRPは再びレンジ下限に接近している。10月初旬に1.50ドル近辺で上値を抑えられて以降、その水準を回復できないまま、短期的な反発と反落を繰り返してきた。
チャートナード氏は、こうした横ばい推移について、急騰後によく見られる「通常のテクニカルな動き」と位置付ける。今後は主要な抵抗帯と支持帯のどちらを先にブレイクするかが重要で、1.50~1.60ドルを明確に上抜ければ買いが優勢となり、上昇余地が広がる可能性があるという。
一方、1.25~1.30ドルの支持帯を下回れば、下落圧力が一段と強まる恐れがある。この水準は直近の調整局面でも複数回にわたって下値を支えてきた。XRPは足元で1.32ドル前後で推移しており、支持線を維持できるかが目先のポイントになっている。
XRP保有者の間では、エコシステムの前向きな進展がすぐに価格上昇につながらないことへの不満も出ている。ただ、同氏はニュースフローと短期の値動きが常に連動するわけではないと指摘。エコシステムの発展は中長期の見通しを支える一方、足元の価格形成を直接左右しているのはチャート構造だと説明した。
短期的な注目点は明確だ。1.50~1.60ドルの上抜けと、1.25~1.30ドルの下値維持の2点である。チャートナード氏は、SNS上の憶測に振り回されるのではなく、現在のレンジ相場と実際のブレイクの有無を見極めるべきだと強調した。
同氏は投稿で、過去10週間のXRPの値動きは投資家にとってフラストレーションのたまる展開だったとしたうえで、現在の値動きは急騰後の保ち合いとしては極めて自然だと説明した。当面は、抵抗帯か支持帯のいずれかが明確に崩れるまで、レンジ内でのもみ合いが続く可能性が高いとの見方を示している。