GIATECは26日、自動車用ガラス向け欠陥検査システムの供給契約を締結し、自動車部品検査市場に本格参入すると発表した。契約額は約31億5000万ウォン(約3億4700万円)。既存検査ラインの高度化に加え、新設ラインの構築も手掛ける。
今回の案件では、顧客企業の自動車用ガラス生産工程に欠陥検査システムを導入する。高解像度のビジョンソリューションを採用し、カメラで取得した画像を解析して製品の欠陥を自動で選別する。
同社によると、製造工程の初期段階で欠陥を検出・除去することで、後工程への不良流入を抑制できるという。これまで蓄積してきたビジョン検査技術と装置エンジニアリングのノウハウを、顧客の生産ラインに合わせて適用する方針だ。
GIATECはこれまで、二次電池や半導体、ディスプレイ分野でビジョン検査技術を展開してきた。足元では、自動車の電動化・電装化を背景に、ガラスやディスプレイ、センサー、バッテリーなど主要部品全般で高精度な品質検査への需要が拡大しているとみている。
今回の受注を足掛かりに、同社は後続案件の獲得を進める。対象は自動車用ガラスにとどまらず、他の部品検査領域にも広げる考えだ。
同社は、主力産業向けの装置供給を通じて事業基盤を築いてきた。自動車分野への進出により事業領域の多角化を進めることで、特定市況への依存度低下にもつなげたい考えだ。
今後は、超精密部品・装置の製造能力とビジョンソリューションを組み合わせ、製造現場の検査自動化需要に対応する。新規産業分野での受注拡大を通じ、中長期の成長ドライバー確保も目指す。
GIATECの関係者は「今回の契約は、二次電池やディスプレイ工程などで実証してきた当社の検査自動化技術が、自動車部品分野でも評価された結果だ」とコメントした。その上で「顧客の生産ラインに最適化した検査システムを着実に構築・納入し、これを機にビジョン検査システムの適用産業を段階的に拡大していく」と述べた。