Cardano(ADA)が主要サポート水準まで値を下げ、相場の先行きに警戒感が強まっている。上昇チャネル下限を維持できなければ、0.14〜0.16ドル台まで下押しする可能性があるとの見方が浮上している。
ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicが24日(現地時間)に報じたところによると、エリオット波動アナリストのVは、ADAがまだ最終的な底値を付けていない可能性があると指摘した。上昇チャネル下限を明確に割り込めば、下落基調が一段と強まるとみている。
VはADAについて、新たな安値を付ける可能性が高い銘柄の一つだと分析した。2026年6月に付けた0.1384ドルの安値以降、相場は上昇チャネルを形成してきたが、その下限ラインが足元の重要な分岐点になっているという。
このチャネルは、右肩上がりの2本のトレンドラインで構成される。これまで下落局面では、下限ラインがサポートとして機能してきた。
ただ、ADAは10月初旬に0.28ドル近辺まで上昇した後に反落し、足元では再びチャネル下限を試す展開となっている。Vが示したチャートでは、この水準を下抜けた場合、0.14〜0.16ドル台まで下落するシナリオが想定されている。
Vはこの価格帯を、弱気シナリオを確認する水準として位置付けた。一方で、新たな安値形成があれば、買い直しを検討する考えも示しており、下落後の反発余地にも含みを持たせた。
市場環境も弱含みだ。Cardanoは6月末に0.1384ドル前後まで急落した後、今月には一時0.28ドル近辺まで持ち直したが、その後は暗号資産市場全体の軟化と歩調を合わせる形で再び上値を失った。
当時は、チャールズ・ホスキンソンがプロジェクトから一時的に距離を置くとの報道などが、エコシステムを巡る緊張感を高め、市場の不透明感を強めたとされる。
別のアナリストも、同様の見方を示している。市場アナリストのアリ・マルティネスは、ADAが6月末以降、平行上昇チャネルの中で0.1384ドルから0.282ドルまで上昇したものの、0.22ドル割れを経てチャネル下限を下抜けたとの認識を示した。こうした値動きは、調整局面入りのシグナルになり得るという。
マルティネスは0.22ドルを主要レジスタンスとして挙げ、この水準を回復できない限り、さらに約20%下落して0.166ドル近辺まで調整する可能性があるとみている。
見通しの下値メドこそVの想定より浅いものの、短期的な反発だけでは下落リスクを打ち消せないという点では一致している。
目先の焦点は2つある。1つは上昇チャネル下限でサポートを維持できるかどうか、もう1つは0.22ドルを回復し、レジスタンスを上抜けられるかどうかだ。ADAが0.20ドルを大きく割り込むかはなお不透明だが、複数のアナリストはサポート割れの有無が次の方向感を左右するとの見方で一致している。