IDEMIA Secure Transactions(IST、以下IST)は10月26日、KTが参画する「2026年量子耐性暗号(PQC)試験移行事業」を支援すると発表した。量子耐性SIMを適用したスマートカード基盤に、米国国立標準技術研究所(NIST)の標準アルゴリズムなどを実装し、国防通信システムの保護に生かす。
同事業でIDEMIAは、量子耐性SIM向けスマートカードプラットフォームに、NISTが標準化したPQCアルゴリズムと韓国独自のPQCアルゴリズムを実装する。
セキュリティチップに新たな暗号技術を適用することで、量子コンピュータの発展で既存暗号の安全性が損なわれるリスクに備える。これにより、国防通信システムの保護を支援する考えだ。
KTが国防部と陸軍情報通信学校を対象に進める拡大試験事業では、主要な国防インフラ全般にPQCを適用し、検証する。対象には、スマート部隊プラットフォーム、利用者PC、CCTVと映像保存システム、ドローンおよび地上統制システム、5Gネットワーク環境が含まれる。
IDEMIAのコネクティビティサービス部門シニアバイスプレジデント、ファビアン・ジョタール氏は、デジタル環境における長期的な信頼確保に向け、量子耐性セキュリティへの移行を重要な戦略課題と位置付けていると説明した。その上で、KTとの協業により、この戦略を実際の技術適用へとつなげ、将来のセキュリティ脅威に備えながらシステムとサービスの高度化を進められることを示すと述べた。
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