韓国投信運用は26日、中国・China Universal Asset Managementの香港法人CUAM HKと共同開発した上場投資信託(ETF)「CUAM Solactive China & Global Semiconductor ETF」を23日に香港取引所(HKEX)へ上場したと発表した。海外ETF事業の拡大を進める一環となる。
同ETFは、中国・香港および世界の半導体関連企業30銘柄に分散投資する商品。ドイツの指数算出会社Solactiveの「Solactive ACE ETF Connect China & Global Semiconductor Top 30 Index」に連動する。
主な投資対象には、NVIDIA、TSMC、Samsung Electronics、ASML、Broadcomのほか、中国・香港のテクノロジー企業も含む。
今回の上場は、韓国投信運用とCUAM HKによる初の共同ETF案件。両社は2025年4月に実務協議を始め、同11月に香港ETF市場への共同進出に向けた戦略的協力契約を結んでいた。
役割分担では、韓国投信運用がETFの商品企画・開発とポートフォリオ構成に関する非裁量の投資助言を担い、CUAM HKが香港での設定・上場、運用、最終的な投資判断を担当する。
両社は今後、香港と中国本土を結ぶETF相互取引制度「ETFコネクト」の活用も視野に入れる。中国本土の投資家需要の取り込みを狙う。
ETFコネクトは、中国本土の投資家が一定の要件を満たした香港上場ETFに投資できる制度。今回のETFも同制度の対象となることを念頭に開発しており、実際の組み入れの可否は上場後の適格要件の充足状況によって決まる。
韓国投信運用は、初の共同ETFにおける設定初期の運用資産確保を後押しするため、約500万ドル(約7億5000万円)を自己資金で投じる方針も示した。
今後は共同ETFの追加開発も進める。中国・香港の資本市場を巡る規制環境の変化や世界的な投資需要に対応しながら、協力範囲を広げ、海外ETF投資助言事業を拡大する考えだ。
韓国投信運用のペ・ジェギュ社長は「今回の香港上場は、当社の競争力を基盤に海外ETF事業へ本格参入する重要な出発点だ」とコメント。「今回の協力を通じて、香港にとどまらず中国本土市場へも事業領域を広げていく」と述べた。