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Ethereumが取引所から4カ月ぶりの規模で純流出した。市場で売却可能な供給の減少を通じて需給改善期待が意識される一方、現物ETFでは資金流出が続いており、相場の重荷となっている。

CryptoSlateが24日(現地時間)に報じたところによると、オンチェーン分析会社Santimentは前日、Ethereumが1日で約16万9770ETH、取引所から純流出したと明らかにした。Ethereum価格を2400ドルで換算すると、約4億700万ドル(約610億5000万円)に相当する。

Santimentはあわせて、6月に約22万3800ETHが取引所から純流出した局面にも言及した。当時のEthereumは短期的な安値を付けた後、急速に反発したという。取引所保有量の減少は、直ちに売却可能な供給の縮小を意味するため、価格の下支え要因と受け止められやすい。

もっとも、取引所からの出金だけで買い集積や底入れを示すとまでは言えない。引き出されたEthereumは、個人ウォレットやステーキング、機関投資家向けカストディに移される可能性があり、このデータだけでは保有者や移動先の目的を特定できないためだ。

一方、Ethereumの現物ETFでは資金流出が続いた。Farside Investorsによると、10月1日から22日までの累計純流出額は10億ドル(約1500億円)を超えた。期間中16取引日のうち、14取引日で純流出を記録した。

純流入となったのは13日と21日のみで、流入額はそれぞれ2480万ドル(約37億2000万円)、1490万ドル(約22億3500万円)だった。ただ、22日には再び1億1060万ドル(約165億9000万円)が流出。23日も、一部ファンドが未集計の暫定ベースでは、440万ドル(約6億6000万円)の純流入にとどまった。

取引所からの出金とETFの資金フローは、そもそも測定対象が異なる。取引所流出は追跡対象アドレスから外部に移動したEthereumの数量を示し、ETFの資金フローはファンドへの資金流入・流出を表す。このため、取引所から流出したEthereumのドル換算額とETFの純流出額を単純に相殺して比較することはできない。

Santimentは、短期的な方向感を見極める節目として2400ドルを挙げた。Ethereumが2500ドルを回復し、その水準を維持できれば底入れ観測が強まりやすい一方、2330ドルを下回ればこうした見方は後退する可能性があるとしている。

取引所内の供給減が実際の反発につながるには、需要の回復も欠かせない。今後は、取引所からの純流出が続くかに加え、現物ETFの資金フローが安定的な純流入へ転じるかどうかが、相場動向を見極める上での重要な判断材料となる。

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