Bitcoin現物ETFは、週後半に資金流出があったものの、週間ベースでは純流入に転じた。ただ、10月累計ではなお純流出が続いており、Bitcoin相場も8万ドル台で上値の重い展開となっている。
Decryptによると、Bitcoin現物ETFへの先週の資金流入は差し引き約3億100万ドル(約451億5000万円)のプラスだった。
一方で、日次では週後半に失速した。24日には1億3790万ドル(約206億8500万円)が流出し、2営業日連続の純流出となった。2日間の流出額は計約7億7350万ドル(約1160億2500万円)に達し、21〜23日に記録した10億7000万ドル(約1605億円)の流入の一部を打ち消した。
月間ベースでもなおマイナス圏にある。週半ばにはいったん純流入に転じたものの、23日に6億3560万ドル(約953億4000万円)の流出を記録し、再び純流出へ転落した。10月累計の純流出額は約3億1400万ドル(約471億円)となっている。
累計の純流入額は576億ドル(約86兆4000億円)、純資産総額は1002億ドル(約15兆300億円)だった。
Ethereum現物ETFは24日に440万ドル(約6億6000万円)の純流入となったが、週間では約2億2100万ドル(約331億5000万円)の純流出となった。10月累計の純流出額は約11億8000万ドル(約1770億円)。
Solana現物ETFは24日に純流入がなく、23日には890万ドル(約13億3500万円)が流出した。10月累計の純流出額は約6800万ドル(約102億円)と集計された。
相場も軟調だった。Bitcoinは25日時点で過去24時間に1.1%下落し、約8万490ドルで取引された。週間でも1.2%安となった。
Ethereumは2.6%安の約2344ドル、Solanaは2.8%安の約101ドルだった。暗号資産市場全体の時価総額も1.2%減少し、2兆7900億ドル(約418兆5000億円)水準まで低下した。
こうした弱含みの地合いは、週半ばのグローバル市場調整後も続いた。国際原油価格が1バレル111ドルを上回り、AI関連株が下落したことが、リスク資産全般の投資家心理を冷やした。
予測市場でも弱気見通しが強まっている。Myriadでは、Bitcoinが月末までに7万7500ドルまで下落する確率が43%と示され、前日の32%から上昇した。7万5000ドルまで下落する確率は18%だった。
一方で、上値期待は後退した。Bitcoinが8万7500ドルを上回る確率は17%から10%に低下した。
Solanaについては、先に160ドルへ到達する確率が51.6%となり、先に40ドルまで下落する確率を小幅に上回った。ただ、この数値は前日の54.9%を下回った。Ethereumは、1500ドルに先んじて3000ドルに到達する確率が61.3%で維持された。
Bitcoin現物ETFは週間で資金純流入を回復したが、10月累計の資金フローと主要暗号資産の価格動向はなお弱い。原油高とハイテク株安を背景に投資家心理が冷え込むなか、ETFへの資金流入が持続し、相場の下支えにつながるかが焦点となる。