Ethereumの下落基調が強まっている。直近30日では約13%下落し、Bitcoinを上回る下げとなった。米国のEthereum現物ETFでも資金流出が続いており、10月は月間ベースで年初来最大の純流出となっている。
25日、ブロックチェーンメディアのCryptopolitanによると、Ethereumは24日に一時2300ドルを割り込んだ。直近30日間の下落率は12.96%で、同期間に4.71%下落したBitcoinより下げが大きかった。
足元の値動きでもEthereumの軟調さが目立つ。直近7日間の下落率はEthereumが3.33%、Bitcoinが1.48%。24日単日でもEthereumは約0.7%下落し、Bitcoinの約0.1%を上回った。
こうした相対的な弱さは、ETH/BTCの低下にも表れている。30日前に約0.0319だった同指標は、足元で0.0291まで低下した。Ethereumは10月2日に一時約2754ドルまで上昇した後、約15%下落。昨年8月の高値4946.05ドルと比べると約53%安い水準にある。Bitcoinは昨年10月の高値12万6080ドルから約36%下落している。
Ethereum現物ETFからの資金流出も続いている。Farside Dataによると、22日の純流出額は1億1060万ドルだった。
ファンド別では、BlackRockのiShares Ethereum Trust(ETHA)から7550万ドルが流出した。このほか、BlackRock ETHB、Grayscale ETHE、Grayscale Ethereum Staking Mini ETFでも、それぞれ1720万ドル、960万ドル、1070万ドルの純流出を記録した。一方、Fidelity FETHは240万ドルの純流入だった。
前日の21日は1490万ドルの純流入だったが、流入は1日で途切れた。21日はGrayscale Staking Mini ETFとFETHにそれぞれ2810万ドル、1300万ドルが流入した一方、ETHAは2930万ドルの流出となった。
14日から20日までは5営業日連続の純流出となり、合計は3億8890万ドルに達した。22日までの7営業日累計の純流出額は4億8460万ドルへ拡大している。このうち、14日の純流出額は1億2950万ドルと最大で、19日も1億330万ドルが流出した。
月初の流出局面も大きかった。9月29日からは6営業日連続で純流出となり、流出額は計約4億800万ドルに上った。10月6日にはETHAだけで2億189万ドルが流出した。
こうした動きを受け、10月入り後21日までのEthereum現物ETFの累計純流出額は約10億8000万ドルに達した。月間ベースでは年初来最大で、昨年11月以降でも最大の純流出となる。9月の純流入額約8億3200万ドルを上回る資金が流出し、年初来の累計純流入額は約4億8500万ドルまで縮小した。20日時点の総純資産は149億8000万ドルで、Ethereumの時価総額の5.01%に相当する。
一方、同じ10月の集計期間におけるBitcoin現物ETFの純流出額は約6700万ドルにとどまった。年初来の累計純流入額も約8億900万ドルを維持しており、Ethereum現物ETFとの差が鮮明になっている。
Ethereumは、Bitcoinを上回る価格下落と現物ETFからの資金流出が同時に進んでいる。ETFの流出圧力が和らぐかどうかが、当面の焦点となりそうだ。