XRP(写真:Shutterstock)

XRPの取引所保有量が高水準で推移している。CryptoQuantのデータによると、17日時点の取引所全体のXRP保有量は118億1000万枚に達した。デリバティブ市場ではBinanceの未決済建玉が減少しており、市場では現物需給の悪化につながるかどうかに関心が集まっている。

ブロックチェーンメディアのU.Todayが19日(現地時間)に報じた。CryptoQuantの集計では、取引所に保管されているXRPは過去1年の高水準に近い状態にある。

足元のXRP相場は、ここ数週間の大きな値動きを経ても、なお方向感を欠いている。そうした中で取引所保有量の増加が確認されたことで、市場では売り圧力への警戒感がくすぶっている。

市場参加者は、取引所保有量の積み上がりが実際の売りにつながるかを見極めようとしている。アナリストの間では、XRPの供給量が増える一方で、トレーダーはレバレッジをかけたポジションを縮小しているとの見方が出ている。

デリバティブ市場でも、その動きが表れている。世界最大級の暗号資産取引所BinanceにおけるXRPの未決済建玉は、17日時点で4億5300万ドルだった。

これは、10月4日時点の5億3810万ドルから15.8%減少した水準となる。未決済建玉の減少は、トレーダーのポジション解消が進み、XRPデリバティブ市場への参加やレバレッジ水準が縮小した可能性を示している。

取引所内で売却可能なXRPが約120億枚規模に達する中、相場が十分に反発できなければ、需給面の重しが強まる可能性がある。暗号資産市場全体の地合いが弱い局面では、こうした需給の変化がXRP価格の下押し要因になり得る。

もっとも、取引所保有量の増加だけで大規模な売りを断定することはできない。現時点で確認できるのは、取引所内のXRP保有量が高水準を維持する一方、Binanceの未決済建玉が減少しているという点だ。

今後は、取引所に積み上がったXRPが実際の現物売りに向かうかどうかが、相場動向を左右する重要なポイントになりそうだ。

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