ビットコインが8万7000ドル台まで上昇した局面で、日次の実現利益が約10億3000万ドルに達した。2026年では2番目の高水準となり、利益確定売りの増加が相場の重荷として意識されている。CoinPostが9日(現地時間)に報じた。
オンチェーン分析企業のSantimentによると、今月初めのビットコインの日次実現利益は約10億3000万ドルに達した。
この水準は、2026年の最高値である約10億4000万ドルをわずかに下回り、年内で2番目に大きい。Santimentは、ビットコインが8万7000ドル台まで上昇した局面で、利益確定売りが膨らんだとみている。
その後、ビットコイン価格は8万1000ドル台まで下落した。
実現損益は、オンチェーン上で移動したビットコインを基に、投資家が実際に確定した損益を集計する指標。前回移動時の価格と今回移動時の価格との差によって算出される。値動きだけでは見えにくい売り圧力の実態を把握する際に用いられる。
Santimentは、実現利益の急増は短期から中期の相場調整と重なるケースが多いと説明した。利益確定売りが売り圧力を強め、価格下落が追加の売りやレバレッジポジションの解消を招く可能性があるという。
一方で、今回の数値だけで大幅な反落を直ちに示唆するわけではないとも指摘した。その上で、10億3000万ドル規模の利益確定は、ビットコインの直近の上昇基調が試されていることを示す明確なシグナルだと評価している。
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