韓国宇宙航空庁と韓国航空宇宙研究院は10月7日、韓国型打ち上げロケット「Nuri(KSLV-II)」を高興のナロ宇宙センター第2発射台から打ち上げた。Nuriの打ち上げは今回で5回目。過去最多となる衛星15機を搭載し、初の複数衛星分離に臨む。
打ち上げ時刻は7日午後0時25分。両機関は同日午前に打ち上げ管理委員会を開き、機体の準備状況に加え、気象や宇宙環境などを点検した上で打ち上げを決定した。
搭載したのは、超小型衛星群「NeonSat」2~6号の5機と、キューブ衛星10機。主な任務は、同じ観測目的を持つNeonSat 5機を所定の順序で軌道に投入することにある。
計画では、最初のNeonSat分離は打ち上げから約13分30秒後に始まる。その後、NeonSat 5機をすべて分離し、続いてキューブ衛星10機を2機ずつ順次放出する予定だ。
NeonSatが取得する地上画像は、国家安全保障のほか、山火事や洪水といった災害対応への活用を見込む。併載したキューブ衛星は、国産素子・部品の宇宙環境下での性能実証、宇宙環境観測、海流監視などを担う。
韓国宇宙航空庁は同日午後2時ごろ、打ち上げの詳細結果を公表する予定。最終的な成功可否は、主搭載衛星であるNeonSat 5機が目標軌道に正常投入されたことを確認した後に判断する。
今回の打ち上げは、複数の衛星を定められた順序と間隔で軌道上に配置するNuriの精密な輸送能力を検証する機会となる。任務に成功すれば、韓国の衛星コンステレーション運用本格化に向けた足掛かりとなりそうだ。
著者について