写真=SpaceXAI

イーロン・マスク氏は10月4日、SpaceXのAI事業組織「SpaceXAI」を「SpaceXSI」に改称する方針をXで示した。トランプ米政権が「AI(Artificial Intelligence)」に代えて「SI(Super Intelligence)」の表記を使う方針を打ち出したことを受けた動きとみられる。

マスク氏はX上で、利用者から「SpaceXAIをSpaceXSIに変える可能性はあるか」と問われ、「そうする」と回答した。あわせて「SpaceXは超知能企業だ」と投稿し、新名称への意欲をにじませた。

SpaceXAIは、SpaceXが今年2月にマスク氏のAI企業xAIを買収した際に取り込んだAI事業組織だ。xAIは生成AIチャットボット「Grok」の開発やX関連事業などを担ってきた。買収後も、xAIはSpaceXの完全子会社として運営されている。

今回の改称方針は、米政府の用語変更と時期を同じくして浮上した。トランプ大統領は先月29日、「超知能時代の開幕(Inaugurating the Era of Super Intelligence)」に関する大統領令に署名した。これにより米行政府は、法律の範囲内で、公式書簡やウェブサイト、報告書、政策文書などで「AI」ではなく「SI」を用いるよう求められた。

トランプ大統領は国連総会での演説でも、「SIの方がAIより技術の能力を正確に表している」と主張していた。マスク氏もXで「もはやAIではなくSIがよい」との趣旨を投稿しており、その後に改称方針を明らかにした形だ。

もっとも、実際にいつ「SpaceXSI」へ改称するかは明らかになっていない。マスク氏は時期や具体的な手続きに言及しておらず、現時点で公式サイトやXアカウント上の表記に変更は確認されていない。

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