Dataikuは、複数の基盤に分散する企業向けAIエージェントを一元管理する新製品「Agent Management」を発表した。SalesforceやAWS、Microsoft、Googleのサービスに加え、DatabricksやSnowflake上で構築したエージェントも管理対象とする。SiliconANGLEが24日(現地時間)に報じた。
同社によると、大企業ではソフトウェア資産の所有者やライセンス更新時期は把握していても、AIエージェントについては誰が運用しているのか、どのようなリスクを抱えているのかを十分に可視化できていないケースが多いという。
Dataikuが引用したIBMの調査でも、AIシステムの完全かつ最新の一覧を維持できている組織は2割に満たなかった。
Agent Managementは、複数の実行環境と連携し、分散したエージェントを単一の一覧に集約する。対応先はSalesforce Agentforce、AWS、Microsoft、Googleの各エージェントサービスのほか、DatabricksやSnowflake上で構築したエージェントにも及ぶ。
Dataikuの独自エージェントやカスタム環境についても、OpenTelemetry準拠で接続できるとしている。
各エージェントでは、依存するツールやモデルを表示し、管理者がその動作構成を確認できる。リスクが高いエージェントについては、認証状況や検出されたリスクも記録・表示する。
ユーザーは自然言語で、リスクがどこに集中しているか、どのエージェントの費用対効果が低いかといった内容を問い合わせることも可能だ。
Dataikuはあわせて、6月に正式提供した自然言語ベースのAIプロジェクト構築ツール「CoBuild」の機能拡張も明らかにした。新機能「CoBuild Insights」では、一般従業員がガバナンス適用済みの社内データに質問し、アナリスト並みの回答を得られるよう支援する。
「Dataiku Headless」は、Anthropic Claude CodeやOpenAI Codex、Cursorなどのコーディングエージェント内でCoBuildを利用できるようにする機能だ。
開発者はCoBuild環境上で、パイプラインやモデル、エージェントを作成・修正できる。旧式のMicrosoft ExcelワークブックやAlteryxワークフローを、ガバナンス適用済みのプロジェクトへ移行する用途のほか、本番環境で発生している問題の調査にも活用できるという。
CoBuildはAgent Managementにも組み込まれ、事業価値指標の推奨や、リスク警告の診断・修正を支援する。