D.CAMPは9月23日、Murata Manufacturingの韓国法人Korea Murata Electronicsと進める日本進出支援のオープンイノベーションプログラム「スタートアップOI京都 #ディープテック」の最終非公開ピッチを実施し、Lepiz RoboticsとOceansBioの2社を選定したと発表した。
同プログラムは、D.CAMPが運営する日本進出支援型のオープンイノベーション施策だ。有望なディープテックスタートアップと日本の大企業をつなぎ、技術協業や事業化の機会創出を狙う。
D.CAMPによると、最終ピッチは9月16日にD.CAMP宣陵で開催した。会場にはMurata Manufacturing本社およびKorea Murata Electronicsのエンジニアや新規事業担当者らが参加し、審査員3人を含む約20人が出席した。
当日は参加各社が技術力と協業モデルを提案。審査では、技術適合性、事業化の可能性、技術実証(PoC)の推進可能性などを総合的に評価し、選定企業を決めた。
プログラムには、NanoLambda Korea、Nubinda、Rehigh、Lepiz Robotics、Vueron Technology、OceansBio、JJNS、Genolab、Tacrobotの9社が参加した。
選定されたのは、キッチン自動化ロボティクスを手掛けるLepiz Roboticsと、てんかん治療向け電子薬を開発するOceansBioの2社だ。
Lepiz Roboticsは、Murataの高精度な慣性計測センサー(IMU)を活用し、ロボットAIの学習に用いる行動データ収集装置の精度向上につなげる協業モデルを提案し、高い評価を得た。
OceansBioは、Murataのウェルネス分野の新規事業と自社のAI予測技術を組み合わせたウェアラブルヘルスケアの協業モデルを提示。技術競争力と事業化の可能性が評価されたという。
D.CAMPとKorea Murata Electronicsは今回の結果を踏まえ、今後、技術検討の具体化を進める方針。選定2社とはPoCに加え、技術移転、ライセンシング、共同事業化など幅広い協業案を検討する。