米EV充電スタートアップのVoltpostは9月22日、ニューヨーク州でレベル2充電器7基・14ポートを新たに設置したと発表した。街路灯や電柱など既存の道路インフラを活用し、都市部で充電ネットワークの拡充を進める。
米メディアCleanTechnicaによると、設置先はオールバニとサラトガスプリングス、コールドスプリング・ビレッジの3地域。オールバニとサラトガスプリングスにはそれぞれデュオ型充電器を3基ずつ、コールドスプリング・ビレッジには1基を導入した。デュオ型は1基あたり2ポートを備える。
同社の「Air」は、既存のポールや電力設備を活用できるモジュール型の充電器だ。掘削が不要な場合は設置を数時間で完了できる一方、新たに地面を掘って電力線を引き込む必要がある場合は、数日かかる可能性があるという。
充電モジュールは地上約3メートルの高さに取り付ける。充電後はケーブルが自動で収納される設計だ。
コールドスプリングは、歴史地区の景観を大きく変えずに充電設備を導入した事例として位置付けられる。キャスリーン・E・フォーリー市長は、既存設備を活用する方式によって、歴史地区でも住民や来訪者に充電サービスを提供できると評価した。
今回の設置事業は、ニューヨーク州エネルギー研究開発庁の一部支援を受けている。通信回線にはAT&Tの無線ネットワークを利用する。利用者は専用アプリから、充電器の設置場所や利用可否、充電状況を確認できる。
ブルックリンのMADEブッシュ・ターミナル・イノベーションセンターに設置した充電器は、ニューヨーク市経済開発公社、ニューヨーク州エネルギー研究開発庁、Con Edisonの支援を受けて稼働している。一般向けの無料充電は、9月20日から27日までの気候週間に合わせて実施される。
Voltpostはニューヨーク州のほか、カリフォルニア州やコネティカット州でも事業を展開している。設置・保守を手がけるInCharge Energyとの協業を通じ、運用ネットワークの拡大を進める方針だ。