XRP(写真:Shutterstock)

アルトコイン市場が長期の下落トレンドラインを上抜けたとの見方が浮上し、主要銘柄に強気の目標価格を示す声が出ている。XRPに10ドル、Ethereumに5000ドルを見込むシナリオも示されたが、到達時期や実現性は今後の相場次第となる。

ブロックチェーンメディアのThe Crypto Basicが22日(現地時間)に報じた。暗号資産トレーダーのクリプト・カップは、アルトコイン市場全体のチャートがブレイクアウトしたことを根拠に、主要アルトコインの目標価格を提示した。

クリプト・カップが示したのは、Ethereumが5000ドル、Solanaが450ドル、XRPが10ドル、SUIが5ドルという水準だ。同氏は「アルトコインのブレイクアウトの局面に入った」との見方を示した一方、あくまで個人のシナリオであり、実際の到達を保証するものではないとしている。

分析の根拠となったのは、時価総額上位10資産を除く暗号資産市場全体の2週間足チャートだ。約1600億ドル近辺では水平サポートが繰り返し機能する一方、高値は徐々に切り下がり、下落トレンドラインを形成していたという。

直近のローソク足はこのトレンドラインを上抜け、チャート上の時価総額は約2173億6000万ドルを示した。もっとも、各銘柄が目標値に達する具体的な時期は示されていない。

とりわけ注目を集めているのが、XRPの10ドルシナリオだ。足元の取引価格は1.50ドル台半ばで推移しており、1.56ドルを基準にすると10ドル到達には約541%の上昇が必要となる。現在値のおよそ6.4倍に当たる水準だ。

この目標は、トレーダーのピーター・ブラントが前日に示した長期見通しも上回る。ピーター・ブラントは21日、月足のXRPチャートを根拠に、最終的に5.40ドルまで上昇する可能性があるとの見方を示したが、時期については明らかにしなかった。

クリプト・カップの10ドル見通しは、ピーター・ブラントの5.40ドル予想に比べて85.2%高い水準となる。

XRPの10ドル予想は今回が初めてではない。アナリストのクリプトパテルも過去に長期チャートを基に、9.20〜10ドル前後を目標レンジとして示したことがある。さらに、テクニカル分析ベースでは17ドルまでを視野に入れる見方も出ていた。

仮にXRPが10ドルに達した場合、時価総額の規模も大きく変わる。流通量を約611億枚とすると、流通ベースの時価総額は約6110億ドルに達する計算だ。

こうした見方は、単に個別銘柄の価格目標にとどまらない。アルトコイン全体でリスク選好が回復し、資金配分が再び大型アルトへ向かう可能性を映すシグナルとして受け止められている。

もっとも、現時点で確認できるのは、アルトコイン市場のチャートが上放れを試したことと、それを前提に強気の目標価格が示されたという段階にすぎない。今回の上抜けが長期的なトレンド転換につながるのか、また各資産が実際に目標水準へ到達するのかは、今後の相場動向を見極める必要がある。

クリプト・カップはXへの投稿で、「アルトコインのブレイクアウトが始まった。長年続いた上値の圧力が崩れた」と述べ、Ethereumは5000ドル、Solanaは450ドル、XRPは10ドル、SUIは5ドルを目標水準として挙げた。

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