暗号資産Solanaが、5年にわたるカップ・アンド・ハンドル形成の最終局面にあるとの見方が出ている。テクニカルアナリストのピター・ブラント氏は、240ドルを第1関門に挙げたうえで、240〜260ドルを明確に上抜けて定着できるかが長期的な上放れを見極める焦点になると分析した。
ブロックチェーンメディアのU.Todayが21日(現地時間)に伝えた。ブラント氏は、Solanaが長期の値動きを左右する重要な分岐点に近づいているとの見方を示した。
今回の分析では、直近5年間の値動きを一つのカップ・アンド・ハンドルとして捉えている。カップの左辺は2021年の過去最高値から始まり、2022年末のいわゆる「暗号資産の冬」にかけて9ドル近辺まで下落し、底を付けたとする。
その後、2024年に高値圏を回復してカップ形状を完成させ、以降はおよそ2年にわたる横ばい推移がハンドル部分を形成しているという。
テクニカル指標も、値動きの収れんを示唆している。平均真幅(ATR)は17.51で、変動幅の縮小傾向を示した。平均方向性指数(ADX)も20.10と、一般にトレンド発生の目安とされる25を下回っており、明確な方向感はなお乏しい。ブラント氏は、Solanaの値動きが大きく圧縮されていると評価した。
同氏は、長期パターンの上限に当たる240ドル近辺を第1関門に位置付けた。ただ、この水準への到達だけでは上放れ確認には至らず、カップ上端を再び試す段階にとどまると説明した。
本格的な上昇を確認するゾーンは240〜260ドルだという。このレンジを明確に上抜けたうえで定着して初めて、5年かけて形成されたパターンの上放れと判断できるとの見方だ。
一方で、80〜85ドルはパターンの有効性を見極める下限ゾーンとした。この水準を割り込めばハンドル構造が崩れ、長期の弱気トレンドに回帰する可能性があると警告した。
ブラント氏はまた、伝統的な金融市場、とりわけ金市場では、複数年に及ぶ類似の持ち合いパターンがその後の力強い上昇局面につながった例があるとも指摘した。その半面、こうした構造は暗号資産のチャートでは極めて珍しく、慎重に見極める必要があるとしている。
長期目標値についても、上放れを前提に試算を示した。対数チャートでは、カップの底である9ドルと上端の240ドルの比率は約26.6倍になる。この比率を上抜け後の価格に当てはめれば、理論上は数千ドル台の目標値も算出できるという。ただし、これはあくまで上放れ後の長期シナリオであり、現時点で上昇を確定するものではないとした。
最終的な焦点は、圧縮された値動きが上下いずれに放れるかにある。240〜260ドルの上抜けと定着、そして80〜85ドルの支持維持が、Solanaの長期パターンを見極めるうえでの主要な判断材料となりそうだ。