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BinanceにおけるETH先物の未決済建玉が、9カ月ぶりの高水準に達した。ETHが2700ドルを上回るなか、デリバティブ市場でも取引が活発化している。

ブロックチェーンメディアのU.Todayは21日(現地時間)、CryptoQuantのデータを基に、BinanceのETH先物の未決済建玉が65億8000万ドルに増加したと報じた。

8月末時点の48億ドルから、1カ月足らずで約37%増えた計算になる。増加額は17億8000万ドルに達し、このところ縮小していた先物建玉が持ち直していることを示した。

未決済建玉は、清算や満期を迎えていない先物契約の残高を示す指標だ。一般に増加は新規ポジションの積み上がりを意味する。ただ、ドル建ての建玉残高は原資産価格の上昇によっても膨らむため、増加分のすべてを新規資金の流入とみることはできない。

今回の建玉拡大局面では、ETH価格も上昇した。ETHが2700ドルを超え、相場の一段高への期待が強まったことで、Binanceの先物市場でもポジションが積み上がった格好だ。

市場では、ETH価格と未決済建玉がそろって上昇していることを受け、再び3000ドルを試す展開への期待も出ている。もっとも、未決済建玉には上昇を見込むロングと下落を見込むショートの双方が含まれるため、この指標だけで相場の方向性を判断するのは難しい。

建玉の拡大は、短期的な値動きを大きくする可能性もある。レバレッジを効かせたポジションが積み上がった局面で相場が急変すれば、強制清算が連鎖し、上げ下げの振れが大きくなるおそれがある。

今後の焦点は、現物市場の買いが相場の上昇を支えられるかどうかにある。未決済建玉の増加が上昇基調の継続につながるかを見極めるには、現物の出来高や無期限先物のファンディングレートもあわせて確認する必要がある。現物需要が十分に伴わないままレバレッジポジションだけが積み上がれば、価格調整局面で清算圧力が強まる可能性がある。

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