Kraftonは、「PUBG アジアスターズ 2026」の公正性を巡って生じた混乱について再度謝罪した。これまで「配信を通じたゲーム外情報の確認」と説明していたベトナム選手2人の行為を「ストリームスナイピング」と明確に位置付け、大会運営と事後対応の責任が同社にあると認めた。
Kraftonによると、ユン・スジン PUBGパブリッシング総責任者は21日、バトルグラウンド公式カフェに謝罪文を掲載し、「今回の事態を招き、拡大させた責任はKraftonにある」と表明した。
謝罪文では、ベトナムのTEAM VIEに所属するHimass、TanVuuの行為に対する判断も明示した。
ユン氏は「Himass選手とTanVuu選手によるゲーム外情報の確認行為、すなわちストリームスナイピングはいずれも確認された」と説明した。Kraftonは2人に対する懲戒手続きを進めており、結果は追って公表するとしている。
この説明は、20日に出した追加告知よりも踏み込んだ内容だ。Kraftonは当時、デイ1のイベント中に配信を通じてゲーム外の情報を確認していた事実は把握しているとしつつ、他の参加者の個人配信を直接視聴していたかどうかや、その情報が実際のプレーに使われたか、追加の情報伝達や受信があったかについては調査中だとしていた。
Kraftonは、事態が拡大した背景として、大会運営基準とその後の対応プロセスに問題があったと説明した。
具体的には、ゲーム外情報の活用を防ぐための予防策や判断基準、制裁水準を事前に明確化できていなかったと認めた。また、問題発生後も、事実関係を当初から正確に説明しないまま対応したことが混乱を広げたとしている。
韓国の参加者や配信者によるボイコットの動きを説明する際の表現にも問題があったとした。公正性への異議申し立てとボイコット予告が出た際、これを「参加撤回」と表現し、事態の沈静化を図ろうとした点を認めた。
あわせて、「チャットプレー」という限定的な表現を受け入れたことも問題点として挙げた。Kraftonは「『チャットプレー』という限定的な表現を受け入れたことで、実際の行為の本質を十分に説明できなかった」と述べている。
さらに、韓国語とベトナム語で掲出した告知について、内容や表現の強さを一貫して管理できなかった点も認めた。参加者と所属チームを適切に保護できず、論争が個人への二次被害に広がるのを防げなかったとしている。
ユン氏は「Kraftonの運営とコミュニケーションの失敗だ。言い訳はしない」と述べた。
「PUBG アジアスターズ 2026」では初日、ベトナム参加者2人による外部情報確認の問題が浮上した。Kraftonはその後、2人を残り日程から除外し、代替参加者を投入。関連が確認された一部イベントのスコアを調整した。以降の試合には配信ディレイを導入し、参加者向けに運営基準をあらためて周知するとともに、モニタリングも強化した。
一方、初動対応への反発が強まるなか、韓国チームの参加者8人がデイ2を欠場した。スポンサー各社も関連プロモーションやスポンサーシップを相次いで保留した。
Kraftonは最終的にデイ3を実施しないことを決定した。残り日程の中止に伴い、最終順位も確定しないままとなった。当初は順位に応じて差を設けて支給する予定だった賞金については、全参加地域に同一基準で支給するとした。デイ3で予定していたドロップスイベントも中止した。
また、参加者側が法的対応に踏み切る場合には、事実関係の確認過程で確保した資料と調査内容を共有し、必要な手続きに協力する方針も示した。回復に向けた支援も提供するとしている。
ユン氏は「事実を正確に判断し、一貫して説明し、参加者を保護すべきKraftonがその役割を果たせなかった」としたうえで、「参加者個人に非難と負担が集中する状況を招いた責任はKraftonにある。今回の事態に対する批判と責任はKraftonが引き受ける」と述べた。