Ethereum(ETH) 写真=Shutterstock

Ethereumが週末に2600ドル台を維持し、数カ月続いたレンジ相場を上放れたとの見方が広がっている。市場では、2550ドルをサポートとして維持できるかどうかが、上昇基調の定着を見極める次のポイントになっている。

ブロックチェーンメディアのU.Todayが19日(現地時間)に報じた。今回の上昇は、今夏に続いていた1800~2000ドルレンジを抜けた後の流れに位置付けられており、市場ではトレンド転換を占う重要局面と受け止められている。

上昇の発端となったのは、狭い値幅での推移が続いた後、日足で高値引けの強いブレイクアウトを示したことだ。時価総額で暗号資産2位のEthereumが長期のボックス圏を抜けたことで、方向感を欠く相場に疲れた投資家の間では、相場全体の地合い改善を示すサインとみる向きもある。

こうした値動きは、暗号資産アナリストのアクセル・キバーが従来示してきた見通しとも重なる。キバーは8月中旬の相場低迷時点で同様のシナリオを想定し、中間目標として2163ドルを挙げていた。

9月のブレイクはこの見方を裏付ける動きとなった一方で、キバーはなお慎重姿勢を崩していない。「まだ安心するには早い」としている。

キバーが描く「理想的なシナリオ」は、すぐに過去最高値を更新する展開ではない。焦点は、上放れで切り上がった価格帯を維持できるかどうかにある。

ブレイクそのものの勢いは強かったが、その後も買いが連続しなければ、数カ月に及んだ底固めが本物だったとは判断しにくい。一時的な急騰だけでは不十分で、上昇の流れが続いて初めて基盤が固まるという見方だ。

足元で注目される水準は2550ドルだ。Ethereumが大きな調整を挟まずこの価格帯を上回って推移できれば、追加上昇に向けた足場となる可能性がある。

一方で、上方に切り上がった価格帯を新たなレンジとして維持できるかどうかも試される。高値圏でのもたつきが長引けば、再び鈍いレンジ相場に押し戻される可能性もある。

Ethereumは現在、上放れ後の定着局面に入っている。直後の上昇が一時的なスパイクにとどまるのか、それとも新たな上値圏を固める起点になるのかは、買いの持続力に左右される。

キバーは、2630ドルに向けた足元の上昇についても、2550ドルの防衛に失敗すれば、長期レンジ内の一時的なスパイクに終わる可能性があると警告した。

このため短期的な焦点は、ブレイク後に形成された上値圏を実際の支持線へ転換できるかどうかにある。市場では、2600ドル台を維持できるか、2550ドルを守れるか、さらに強い日足が続くかが次の判断材料として注視されている。

キバーは「理想を言えば、こうしたタイトな持ち合いを上抜けた後は、長い陽線でもう一段上昇する展開が望ましい。今回のブレイクアウトは高値引けで非常に強かった。そこに追随する動きが鈍るべきではない。もう1本、強い日足が出れば、数カ月に及ぶベース形成の完了を示す可能性がある」と述べた。

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