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Kraftonは9月21日、「PUBG: BATTLEGROUNDS」の地域対抗イベント「PUBGアジアスターズ2026」の最終日Day3を中止すると発表した。参加者による外部情報の確認と、それに対する運営側の初動対応を巡って公正性への批判が広がったためだ。最終順位は確定せず、賞金は全参加地域に同一基準で支払う。

問題となった大会は9月17日に開幕した「PUBGアジアスターズ2026」だ。韓国、中国、日本、中華台北、タイ、ベトナムの6地域から、プロ選手やPUBGパートナー、ストリーマーら計48人が参加し、各地域8人ずつで争う形式だった。試合は17日、19日、20日の3日間で実施する予定だった。

発端はDay1で起きた。Kraftonによると、ベトナム地域のTEAM VIEに所属するHimassとTanVuuが、イベント期間中に個人配信を通じてゲーム外の情報を確認していたことが調査で判明した。

一方で、2人が他の参加者の個人配信を直接視聴していたかどうかや、外部から得た情報が実際のプレーに使われたかどうか、さらに追加の情報授受があったかどうかについては、引き続き調査中としている。Kraftonはイベント映像、個人配信のPOV、チームボイスなどをもとに事実関係を確認している。

Kraftonは19日、2度にわたって告知を出し、HimassとTanVuuを残る日程から除外したうえで、代替参加者を投入した。あわせて、その後の試合には配信ディレイを適用し、参加者向けに運営基準を改めて周知するなど監視体制を強化した。関連が確認された一部マッチのスコアも修正した。

ただ、こうした措置でも反発は収まらなかった。韓国チームの参加者8人は同日、大会運営に抗議してDay2を欠場した。

Kraftonは、初動対応に不備があったことも認めた。Day2開始前の時点で、すべての映像や資料を十分に確認できていないまま、外部情報の利用有無について正確ではない内容を伝えたとしている。その後は正確な事実確認を優先する過程で、進捗状況の共有も十分ではなかったと説明した。

さらにKraftonは、HimassとTanVuuのPUBG Vietnamパートナー資格を剥奪した。追加の違反の有無については、関連映像や個人配信のPOV、チームボイスなどをもとに調査を続けている。

Kraftonは、運営ルール自体にも不備があったと説明している。「PUBGアジアスターズ」は、UGCモードとストリーマー同士のリアルタイムなコミュニケーションを主な要素として企画されたイベントで、配信ディレイは義務付けていなかった。複数国の参加者がそれぞれ個人配信を行う中で、外部情報の流入リスクや公正性への影響を十分に考慮できていなかったという。

既存のルールブックには、公正性やスポーツマンシップの遵守義務は盛り込まれていた。ただ、リアルタイムチャットによる外部情報の確認、他参加者の個人配信の視聴、ゲーム外情報の受信・活用といった具体的な行為や、それに伴う制裁基準までは細かく定めていなかった。

論争の拡大を受け、スポンサー各社も対応に乗り出した。100億コーヒーは関連スポンサーシップ活動の一時中断に入ったほか、カンブチキンも関連プロモーションとイベントを当面保留した。アパレルブランドのノギアも、公正性を巡る問題を受けてスポンサーシップを暫定的に保留し、公式調査結果と追加措置を見守る方針を明らかにした。

最終的にKraftonは、当初20日に予定していたDay3を実施しないと決めた。参加者の入れ替えやスコア修正などの措置を講じたものの、すべての参加者が同じ信頼と条件の下で残り日程を正常に進行するのは難しいと判断したためだ。

Day3の中止に伴い、大会の最終順位も確定しない。順位に応じて配分する予定だった総額7万ドル規模の賞金は、全参加地域に同一基準で支払う。Day3で予定していたドロップスイベントも中止し、代替イベントを別途用意する。

Kraftonは今後、同様の競技型イベントにおいて、配信ディレイの適用や外部情報の活用禁止、監視方法、違反時の制裁基準などを事前に具体化する方針だ。

同社は「事前の運営基準とリスク管理、初期判断、その後のコミュニケーションまで、複数の面で不十分だった」とコメントした。調査完了後には、確認結果と必要な追加措置、再発防止策を改めて公表するとしている。

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