画像=Cohesity

Cohesityは16日(現地時間)、企業向けAIエージェントのメモリや設定をバックアップし、異常や改ざんが発生した際に正常時点へ復元できる新機能「Cohesity Agent Resilience」を発表した。

SiliconANGLEによると、同社は自社カンファレンス「Catalyst」で同機能を公開した。

対象となるのは、社内データベースを参照し、高い権限で業務を実行するAIエージェントだ。Cohesityは、異常な挙動を検知するツールはすでに存在する一方、エージェントによる変更や毀損、削除の影響を元に戻す手段は十分ではないとして、今回の機能を開発したとしている。

最高製品責任者(CPO)のバス・マーシ氏は、「検知機能によってAIエージェントが想定された経路から外れたことは把握できるが、加えられた変更そのものを元に戻すことはできない」と説明した。

Agent Resilienceは、Cohesityのイミュータブルバックアップと復旧機能を基盤に、エージェントのメモリと設定を重点的に保護する。問題が発生した場合、管理者は不審な動作が始まる前の復旧時点を選び、影響を受けたメモリや設定だけを復元できる。

あわせて、エージェントが利用するデータベース、ファイルシステム、ベクターストアを特定して保護する機能も備える。各エージェントが接続するシステムやアクセス可能なデータを可視化するトポロジーマップも提供する。

現時点では、AWS Bedrockベースのエージェントに対応する。対象にはBedrock AgentCoreとBedrock Agentsが含まれる。MicrosoftとGoogleのエージェントプラットフォームについても、今後対応を進める予定だ。

Cohesityはあわせて、「自律型サイバーレジリエンス」計画も公表した。管理者が自然言語アシスタント「Cohesity Copilot」に復旧時間目標(RTO)と復旧時点目標(RPO)を提示すると、「Cohesity Data Cloud」がワークロードを評価し、保護ポリシーや脅威スキャン、復旧リハーサルを推奨するという。

こうした処理の実行には管理者の承認が必要となる。Cohesity Data Cloud Enterprise EditionとCohesity DSPMの利用企業は、新たに検出された未保護の機微データを自動で保護できるとしている。

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