Appleの「iPhone 18 Pro」と「iPhone 18 Pro Max」で、予約受付後の納期が比較的短く推移している。これを受け、市場では初期需要が例年より弱い可能性があるとの見方が出ている。
米ITメディアの9to5Macは9月15日(現地時間)、ITアナリストのジェフ・プー氏の見方として、足元の受注動向からみるとiPhone 18 Proの需要は勢いを欠いているように見えると報じた。
同氏によると、iPhone 18 Proは大半の構成で配送遅延が発生しておらず、即納となっている。一方のiPhone 18 Pro Maxもモデルごとの差はあるものの、人気構成でも納期は最長3〜4週間にとどまっている。
iPhone 18 Pro Maxのうち、シルバーの1TBモデルと2TBモデルは即納だった。ブラックとグレイシャーの1TBモデルは1〜2週間、バーガンディの1TBモデルは3〜4週間の待ちとされた。256GBモデルと512GBモデルも、多くのカラーで納期は3〜4週間となっており、9to5Macはこれを、iPhone 18 Proシリーズの初動が前世代ほど強くない可能性を示す材料の一つとしている。
もっとも、予約時点の納期だけで実際の販売台数を測るのには限界がある。納期は需要の強弱だけでなく、供給量とのバランスによっても左右されるためだ。市場調査会社やアナリストも配送予定時期を補助的な指標として参照するが、それだけで販売台数を断定することはない。
今回は、判断を難しくする要因として「iPhone Duo」の存在もある。iPhone Duoはまだ予約受付が始まっておらず、本来ならiPhone 18 Proを購入していた可能性のある一部需要が、iPhone Duoの登場待ちに回っている可能性があるためだ。見方を変えれば、iPhone 18 Proの需要が鈍く見えること自体が、iPhone Duoへの関心が想定以上に強い兆候である可能性もある。
さらに、iPhone Duoの発売後は需給の見極めが一段と難しくなる可能性がある。iPhone Duoは生産歩留まりが相対的に低いとされており、その場合は需要が極端に強くなくても納期が長期化する可能性がある。
現時点で見えている納期だけでは、iPhone 18 Proのヒットの有無を判断するのは難しい。iPhone 18 Proは即納の構成が多く、Pro Maxも最長3〜4週間にとどまる一方で、iPhone Duoの予約受付はまだ始まっておらず、製品ごとに供給条件も異なるためだ。初期の納期だけで需要動向を断定するのは時期尚早といえる。
今回の観測は、あくまで販売台数ではなく予約後の納期に基づく初期評価だ。同じ指標でも、供給状況や他製品への待機需要によって意味合いは変わる。iPhone 18 ProとiPhone Duoの実際の需要は、予約受付が全面的に始まった後、より明確になる見通しだ。