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米ビットコイン現物ETFから15日に4億5040万ドルが純流出し、6月末以来の大幅な資金流出となった。ビットコイン相場の下落に加え、米上院で暗号資産関連法案「クラリティ法案」の審議が進展しなかったことが、投資家心理の悪化につながったとみられる。

Cointelegraphが16日に報じた。Farsideのデータによると、米ビットコイン現物ETFは前日の15日に1億5990万ドルの純流入を記録していたが、その翌日に一転して大幅な純流出に転じた。流出額は、4億6900万ドルが流出した6月24日以来の高水準となる。

資金流出は一部の主要銘柄に集中した。最大の流出はFidelityのFBTCで、2億1480万ドルの純流出。BlackRockのiShares Bitcoin Trustが1億6170万ドル、GrayscaleのGBTCが4410万ドル、Ark-21Shares Bitcoin ETFが1740万ドル、Bitwise Bitcoin ETFが1240万ドルと続いた。

市場環境も弱含みだった。ビットコインは直近24時間で2.5%下落し、7万5700ドルで推移した。前日の資金流入が短期間で流出に転じた格好で、特にFidelityとBlackRockの商品の流出が全体を押し下げた。

規制を巡る不透明感も重しとなった。クラリティ法案は主要な暗号資産関連法案として注目されてきたが、上院では審議が進まなかった。これを受け、米暗号資産業界は上院での法案審議よりも、規制当局への対応に軸足を移しつつあるという。

今回の動きは、ビットコイン現物ETFの資金フローが相場変動と政策の不確実性に敏感に反応していることを改めて示した。当面はビットコイン相場の行方に加え、米国の規制環境の変化を受けてETFへの資金流入が持ち直すかが焦点となる。

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