XRPは8月の急騰後も調整局面が続いている可能性がある。目先で反発しても、その後にもう一段の下落を経てから本格的な上昇トレンドに戻るとの見方が浮上している。
The Crypto Basicは14日、時間軸ベースのエリオット波動分析として、8月の上昇を第1波、その後の下落を第2波の調整とみるシナリオを伝えた。分析時点のXRPは1.28ドル前後で推移し、8月高値を下回っていた。
材料面では、XRPの現物ETFへの資金流入が続いている。8月最後の2週間の流入額は1億5028万ドル(約225億円)に達した。ただ、流入の相当部分が価格上昇後に入っていることから、なお追加調整の余地はあるとの見方も示された。
チャート上の重要な起点とされたのは、8月高値の1.69ドルだ。この上昇局面を第1波と位置づけ、その後の第2波調整をA-B-Cの調整波として捉えている。A波の安値は1.29ドル近辺、B波の戻り高値は1.53ドル付近とされ、その後はおよそ1.38ドルのフィボナッチ水準まで押し戻された。
この分析では、XRPがいったん1.53〜1.62ドルまで反発した後、再び下落して第2波を完了するシナリオを想定する。短期的な反発がそのままトレンド転換を意味するのではなく、もう一度安値を試す展開が残る可能性があるという見立てだ。
下値の主要サポートとして示されたのは、1.29ドル、1.21ドル、1.10ドルの3水準。1.29ドルはフィボナッチ50%戻しで、先行するA波の安値に近い。1.21ドルと1.10ドルは、それぞれ61.8%戻し、78.6%戻しに当たる。
なかでも1.10ドルは、上昇シナリオの成否を左右する重要な節目と位置づけられた。分析では、XRPがこの水準を終値で明確に割り込まない限り、その後の第3波上昇の可能性は残るとした。一方で、このサポートを崩せば、現在の波動カウント自体を見直す必要があるとしている。
上昇再開の条件としては、まず1.10〜1.38ドルのサポート帯で第2波調整を完了し、力強い反発の流れを作れるかが焦点となる。この場合の次の目標レンジは1.93〜2.25ドル。既存のレジスタンス帯である1.90〜2.10ドルとも重なるため、上昇局面ではこの水準を上抜けられるかが注目点となる。
もっとも、目標水準は調整完了の位置によって変わり得る。安値が1.29ドル近辺で形成されるのか、1.10ドルまで下押しするのかによって、第3波の上値目標も調整される見通しだ。
予測市場では、9月の有力な価格帯として1.60ドルが意識される一方、1.20ドル近辺まで下落するシナリオも見込まれている。1.20ドルは61.8%戻しに当たる約1.21ドルと近く、今後は短期反発の有無だけでなく、調整局面で主要サポートを維持できるかが焦点となりそうだ。