Geniansは9月16日、政府支援の国家プロジェクトの一環として、AIネイティブの統合セキュリティ基盤「Nexus Framework」を開発したと発表した。中東市場に最適化したマネージドセキュリティ体制の構築を進め、現地展開を本格化する。
今回の取り組みは、科学技術情報通信部が支援する「サイバーセキュリティ国際協力基盤技術開発」プロジェクトに基づく。海外市場の需要を踏まえた技術開発を通じて、国内企業のグローバル展開を後押しする狙いがある。
Geniansは主幹研究開発機関として、2024年7月から同プロジェクトを進めてきた。開発した「Nexus Framework」は、ドバイで開催された中東のセキュリティ展示会「GISEC(Gulf Information Security Expo & Conference)」で初公開した。
同社によると、Nexus Frameworkは、個別に運用されてきた複数のセキュリティソリューションを単一基盤上で連携・管理できるオープン型の次世代統合プラットフォーム。AIネイティブ設計を採用し、統合運用の効率化を図る。
プラットフォームには、自社のネットワークアクセス制御(NAC)、ゼロトラスト・ネットワーク・アクセス(ZTNA)、統合エンドポイントセキュリティプラットフォーム「Insights E」を統合した。これにより、ゼロトラスト・アーキテクチャ(ZTA)の実装を支える統合セキュリティ運用環境を実現したとしている。
今後は、Nexus Frameworkを通じて現地顧客の要件に対応したソブリンセキュリティ体制を整備し、セキュリティ主権の確保を支援するソリューションとして中東市場への展開を加速する方針だ。
キム・ゲヨンCTO兼米国法人長は、「今回の国家プロジェクトの成果は、単一製品の海外展開にとどまらず、韓国発セキュリティ技術のエコシステムを束ねるグローバルプラットフォームを形にした点に大きな意義がある」とコメントした。
そのうえで、「Geniansが持つ中東地域での70件超の顧客導入実績を基盤に、優れた韓国製ソリューションをプラットフォーム上で連携させることで、韓国セキュリティ企業のグローバル市場での共同展開を支える中核基盤としての役割を担いたい」と述べた。