KakaoBankは9月16日、新築分譲マンションの入居予定者向けに「分譲残金ローン」の提供を開始したと発表した。借入可能額や金利の確認から融資実行までの手続きをアプリ上で完結できるのが特徴で、同社は非対面の住宅ローンを集団ローン分野にも広げる。
分譲残金ローンは、新築マンションの入居時に既存の中途金ローンを返済し、残金の支払いに充てる住宅ローン。これまでは対面相談や店舗来店を前提とするケースが多かったが、KakaoBankは関連手続きをアプリで進められるようにした。
対象は、KakaoBankが指定する新築分譲マンションの一般分譲の契約者。対象物件はKakaoBankアプリで確認できる。今後は整備事業やリモデリング事業の組合員にも、段階的に対象を広げる計画だ。
利用者は入居開始の約8週間前から、想定される借入可能額と適用金利を確認できる。KakaoBankによると、一般的な残金ローンに比べて約2週間早く条件を把握できるため、入居前の資金計画を立てやすくなるという。
融資上限は、担保認定比率(LTV)や総負債元利金返済比率(DSR)などの規制の範囲内で最大10億ウォン(約1100万円)。返済期間は最長40年で、元金均等返済と元利均等返済から選べる。
中途返済手数料は全額免除する。KakaoBankは2022年に住宅ローンの取り扱いを始めて以降、すべての住宅ローンで中途返済手数料を課しておらず、免除方針を継続するかどうかは6カ月ごとに判断している。
金利は入居開始の約1カ月前に市場金利を反映して決め、追加の引き下げも検討する。すでに融資契約を結んだ顧客についても、その後に金利が下がった場合は、引き下げ後の金利をさかのぼって適用する方針だ。
登記手続きは提携する法務法人と連携して進める。分譲契約書などの必要書類は提携先が顧客を訪問して回収し、提携法務法人が取得税の申告や登記手続きを担う。
KakaoBankは「顧客が住まいに関する金融サービスをより便利に利用できるよう、商品とサービスの高度化を進めていく」とコメントした。