SKTは9月16日、グローバルセキュリティ企業のF5とAIクラウドセキュリティ分野で提携したと発表した。F5製品の販売に加え、法人顧客向けに構築・運用までを担う体制を整え、統合マネージドサービスの競争力を高める。
今回の提携でSKTは、自社のサービスや技術を組み合わせてF5製品を提供する付加価値再販事業者(VAR)と、F5のソリューションを活用して顧客のIT環境を管理・運用するマネージドサービス事業者(MSP)の両面で協業を進める。
F5は米シアトルに本社を置くアプリケーション・APIセキュリティ企業。マルチクラウド環境でアプリケーションとAPIを保護するSaaS型セキュリティプラットフォーム「F5の分散クラウド」を提供している。
SKTは韓国内で初めて、「F5の分散クラウド」のMSPパートナーに選ばれた。これにより、セキュリティ製品の販売にとどまらず、法人顧客向けに導入設計から構築、管理・運用までを一貫して提供できるようになる。
両社は今回の協業を通じ、Webアプリケーションファイアウォール(WAF)、APIセキュリティ、DDoS対策、ボット対策などのクラウドセキュリティ機能を提供する。複数のクラウドを併用する企業に対し、アプリケーションとAPIを統合的に保護する体制を構築する。
SKTは、AIクラウド基盤の運用力にF5のセキュリティ技術を組み合わせ、インフラ構築から運用、セキュリティまでを一体で担う統合マネージドサービスへと事業領域を広げる。データセンターやGPUaaS、通信回線など既存のインフラ事業との連携も進める。
ホ・ミンフェ氏(SKT AIクラウド担当)は、「SKTはAIクラウド事業で培った知見に加え、AIデータセンター、GPUaaS、回線などのインフラ資産を基盤に、エンタープライズAIインフラ事業を拡大している」とコメントした。その上で、「F5の技術と力量を組み合わせることで、大手エンタープライズ顧客により強化したソリューションを提案できる」と述べた。