KTのロゴ。写真=KT

KTは16日、韓国科学技術情報研究院(KISTI)と共同で、大田と米シカゴを結ぶ400Gbps級の国際専用線を開通したと発表した。国家科学技術研究ネットワークの国際バックボーン容量を従来の100Gbpsから400Gbpsへ引き上げ、AIや宇宙・天文分野など、大規模データを扱う国際共同研究を支援する。

この回線は、KISTIが運用する国家科学技術研究ネットワークの国際バックボーンとして整備したもの。大田のKISTI本院とシカゴを直結する。シカゴは、北米と欧州の主要研究ネットワークが集まる拠点だという。

今回の増強により、同ネットワークの日米区間の伝送容量は100Gbpsから400Gbpsに拡大した。国内の研究機関が海外の研究機関と大規模な研究データをやり取りする際、伝送遅延や帯域不足の緩和が見込まれるとしている。

KTとKISTIは、この研究ネットワークを活用して大容量データの伝送速度を高め、国際共同研究のほか、AIや宇宙・天文などの大規模研究分野でのデータ活用を後押しする方針だ。

両機関はあわせて、韓国と米国を結ぶ長距離区間で400Gbps級データを安定伝送するための技術検証も終えた。KTは、韓国と米国を中継拠点を介さずに直結する海底ケーブル「NCP」上に回線を構築し、遅延や中継に伴うリスクの抑制を図ったとしている。

KTは現在、APG、APCN-2、NCP、TPE、KJCNの5つの海底ケーブルシステムを運用している。海底ケーブルと陸上通信網を接続する陸揚局も、釜山と慶尚南道・巨済に分散配置しており、一方の区間で障害が発生した場合でも、迂回ルートで国際データトラフィックを処理できる体制を整えている。

今後は、AIサービスの拡大やグローバルなデータ流通の増加に対応するため、海底ケーブル容量の拡張と陸揚局の多元化を進める計画だ。

KTエンタープライズサービス本部長のチョン・ミョンジュン常務は、「国際海底ケーブルとグローバルバックボーンの運用力を基盤に、国家研究ネットワークのグローバル競争力強化を支援していく」とコメントした。

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