LG Uplusは9月13日、秋夕連休を前にボイスフィッシングやスミッシングへの対策を強化すると発表した。AIベースの顧客被害防止分析システム「Secure.AI+」を中核に、24時間体制で監視を行う。
同社は9月末まで、ソウル・マゴクの本社で専門チームによるモニタリング体制を運用する。悪性アプリの制御サーバーの追跡と遮断を強化し、被害の未然防止につなげる考えだ。
連休中は、宅配業者を装って悪性アプリのインストールを誘導する手口が増える傾向にある。最近では、未認可の違法投資サイトや非公式の取引アプリを通じた投資を持ちかけ、悪性アプリの導入を促す事例も増えているという。
LG Uplusは、社内外のデータをAIで統合分析する「Secure.AI+」を活用し、ボイスフィッシング組織が運営する悪性アプリの制御サーバーを追跡する。同社によると、国内の通信事業者で悪性アプリの制御サーバーを直接追跡しているのはLG Uplusだけだとしている。
顧客の端末が悪性アプリの制御サーバーと通信した痕跡を確認した場合は、KakaoTalkの通知メッセージ「アリムトーク」で危険性を知らせる。通知を受けた顧客は、最寄りの警察署やLG Uplusの店舗で相談し、必要な対応を受けられる。
同社は警察とのホットラインも構築し、関連情報を共有している。警察から遮断要請があった場合には、即時に対応する方針だ。
利用者に対しては、送信元が不明なメッセージに記載されたURLは開かないよう呼びかけた。カスタマーセンターや公的機関を装ってアプリのインストールを求められた場合は、すぐに通話を終了するよう求めている。
悪性アプリへの感染が疑われる場合は、別の携帯電話から電気通信金融詐欺統合通報対応センター(1394)に通報する必要があるとした。
ホン・グァンヒ情報セキュリティセンター長(CISO・専務)は、「秋夕連休の前後は24時間モニタリング体制を運用し、顧客被害の防止に全力を挙げる」とコメントした。そのうえで、「悪性アプリの危険を知らせるアリムトークを受け取った場合は、直ちに最寄りの警察署またはLG Uplus店舗を訪れ、必要な措置を受けてほしい」と呼びかけた。