Salesforceが、年次顧客会議「Dreamforce」を前に、主要製品の名称から「Agentforce」を外す見直しを進めていることが分かった。The Informationが11日(現地時間)、関係者2人の話として報じた。
報道によると、Salesforceは2024年末にAgentforceを投入して以降、同ブランドを製品戦略やマーケティングの軸に据えてきた。マーク・ベニオフCEOは一時、社名そのものをAgentforceに改める案にまで言及していたという。
Salesforceは2025年10月、約20製品で名称にAgentforceを付したが、今週に入り、Webサイト上の表記を従来名へ戻した。The Informationは、アーカイブ記録からこの変更を確認できるとしている。
主力の営業支援製品は、2025年に「Sales Cloud」から「Agentforce Sales」へ改称された後、今回再び「Sales Cloud」に戻された。
変更の背景は明らかになっていない。Salesforceの広報担当者はコメント要請に応じなかった。
一方、Agentforce自体の業績は改善している。立ち上がりは鈍かったものの、7月に終了した直近四半期時点では、年換算売上高が前年同期比で240%超増え、15億ドル(約2250億円)を上回った。
ただし、同社は「Agentforce 360」については名称を維持する方針だという。
また、Salesforceは4月に公開した「Headless 360」についても、従来の「Salesforce Platform」へ名称を変更した。Headless 360は、Anthropicなど外部AIエージェントがSalesforceアプリケーション内のデータにアクセスできるようにするプラットフォームだ。