Extreme Networksは、ネットワーク運用支援AIサービス「Agent One Co-Worker」を、同社のPlatform Oneの全ユーザー向けに正式提供した。既存のサブスクリプションに含まれており、世界の顧客が利用できる。SiliconANGLEが11日(米国時間)に報じた。
Agent One Co-Workerは、利用者が都度チャットボットを開いて質問する従来型とは異なり、AIが先回りして異常の兆候を検知し、通知する仕組みを採用している。Extreme Networksによると、Platform Oneで第1世代の生成AI機能を運用する中で蓄積した18カ月分のデータを、同サービスの設計に反映したという。
Extreme Networksの最高技術責任者(CTO)兼AI部門社長を務めるナビル・ブカリ氏は、初期のAIについて、分断されたデータを前提にしたチャットボットに近く、デモでは機能しても実運用環境では期待通りに動かないケースが少なくなかったと説明した。
これに対し同社は、専用のコンテキストレイヤーと知識グラフを導入した。ユーザー、機器、アプリケーション、サービス、ネットワークの状態に関する関連性をひも付けることで、障害の原因やその文脈を把握しやすくしたとしている。
Agent One Co-Workerは、Platform Oneの画面下部にあるコマンドバーで異常の兆候を検知すると、先に通知を出す。自動対応できない作業については、その旨を明示したうえで、収集した情報と根拠を整理し、サポートチケットの起票など次のアクションを提案する。
有線機器の復旧を求めるデモでは、実行できない作業はできないと回答したうえで、実行可能な対応のみを提示したという。
Co-Workerモードは常時稼働するが、自律的に変更を実行することはない。人の承認を前提とした設計で、アクセス権限の範囲も管理者が設定できる。Extreme Networksは、来年初めに自律実行段階の「Operator」モードを追加する計画だ。