Hancomグループの持株会社であるHancomwithは11日、音声ディープフェイク検知・話者認証ソリューション「Hancom AISRC SPEEKEY」の基盤技術が、音声・信号処理分野の国際学会「INTERSPEECH」と「ICASSP」で成果を上げたと発表した。INTERSPEECHでは論文7本が採択され、ICASSPの「WildSpoof Challenge」では世界2位に入った。
同社によると、「SPEEKEY」の中核技術を研究開発するスンシル大学AIセキュリティ研究センター(AISRC)の論文7本が、2026年のINTERSPEECHに採択された。
ICASSPの「WildSpoof Challenge」では、音声ディープフェイクの生成技術と検知技術を実環境のデータで競う部門で世界2位を記録した。WildSpoofは、実環境(In-the-wild)データを用いて、音声ディープフェイクの生成と検知の性能を評価する国際コンペティションだとしている。
Hancomwithは、実環境ノイズや多様な録音環境を反映した評価項目「SpoofCeleb」では、総合1位チームを上回る評価を得たとしている。
同社は今回の研究成果を踏まえ、「SPEEKEY」におけるAIベースの合成音声検知精度をさらに高める。金融機関の音声認証や、コールセンターでのボイスフィッシング対策など、高度なセキュリティが求められる分野を中心に展開を広げる方針だ。
Hancomwithのソン・サンヨプ代表は、「今回の成果は、『SPEEKEY』の技術的な信頼性と差別化が世界水準にあることを示した」とコメント。「実証された技術力を基に『SPEEKEY』の競争力を高め、生成AIを悪用したサイバー犯罪から顧客を守る企業としての存在感を高めたい」と述べた。