NVIDIAは9月11日、Palantirと提携し、自社サプライチェーンにソブリンAIを導入すると発表した。PalantirのOntologyとNVIDIAのNemotronオープンモデルを組み合わせ、サプライチェーンの可視化の高度化と運用最適化を進める。
両社は、PalantirのOntologyを基盤に、NVIDIAのNemotronオープンモデルをPalantir FoundryおよびAIプラットフォーム「AIP」に統合したAI基盤を構築する。
これにより、サプライチェーン全体の可視性を高めるとともに、運用の高度化を図る。NVIDIAは、自社のAIインフラ向けサプライチェーンについて、安定性と効率性を維持しながら、独自データの管理権と所有権も確保できるとしている。
同社はさらに、農業、製造、製薬、小売、テクノロジー、政府機関など、複雑な供給網を抱える幅広い業種・組織でも、今回のAI基盤を活用することで、それぞれ固有のサプライチェーン運用を最適化できると強調した。
NVIDIAの最高経営責任者(CEO)、ジェンスン・フアン氏は「サプライチェーンは実体経済のオペレーティングシステムであり、AIファクトリーはこれまで構築されてきた中でも最も複雑なシステムの一つだ。ウエハーや部品の調達から製造、システム構築、顧客への配送に至るまで、数百社と数兆ドル規模のグローバル経済活動が結び付いてAIインフラが成り立っている」と述べた。
その上で同氏は「NVIDIAとPalantirは、NVIDIAのNemotronモデルとPalantirのOntologyを組み合わせ、この大規模な運用グラフをソブリン・インテリジェンスへと転換している。ウエハーからトークンまでの全工程を推論し、計画し、オーケストレーションしている」と説明した。